土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ニット素材と言うのがありますね。
言葉を変えればジャージ素材、つまり編み物です。
オーダーメイドの世界にも確実にこのニット素材が入り込んできています。
メリットは何か?
超絶ストレッチで超絶快適
オーダーメイドの世界観というのはかなり真面目過ぎるくらいに頑なに伝統を重んじる傾向があります。
もちろんそれはとても大切なことです。
スーツを仕立てるにあたって必要な技術の継承、完成された構造の把握、人体への親和性及び美しいと感じるシルエット。
それらは長年のたゆまぬ先人たちの知恵と努力で構築されてきました。
これらを放棄するということは、すべてを失うことになります。
ロストした技術はもう元には戻りません。
ロボットやAIが進化しようがそのベースを知らない以上彼らはそれ以上には進化しません。
ゆえに正しいスーツを仕立てるということは人類にとって守るべき宝とも言えます。
ちょっと大袈裟ですけど。
とはいえ、時代は変わっています。
正しいスーツ以外の道も数多く開けています。
もはや既製服の世界ではオーダーメイドが継承している正しき仕立てのあり方なんてとっくに消失してしまっています。
見かけは同じでも別物が多いわけですね。
その一つがジャージを使ったスーツ風の羽織るアイテムです。
これらはボク達仕立屋さんには存在しない世界で生み出されました。
それが今や時代の一翼を担っています。
そんな時代にいつまでも懐古主義に浸っていても先に進めません。
ボクはどちらかと言うとリベラル路線を追求するタイプです。
ということで、今年もこのジャージ素材を取り扱っていきます。
身体に丁度良くフィットしつつも、ストレスがかからない快適な着心地とカッコ良いシルエット。
いいじゃないですか。
そういう時代なんですから。
結構良い超絶ストレッチ素材、ニット素材が入荷しています。
ぜひお手に触れてみて下さいね。
コンセプトジャケットも作成を予定していますので、そちらもお楽しみに。
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