土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
新年度となる春はこれまでの着こなしや装いを一新することが可能な重要なタイミングです。
何事にも一番良い機会というのはあって、服装に関してはこの春がベストなのは間違いありませんね。
ちょうど衣替えのタイミングでもありますから、ぜひ勇気を出してチャレンジして欲しいと思います。
そこで、今日はジャケパンを始めようと決めた時に何を選べばよいのか?というお話です。
ボクが以前から何度も書いているのですが、改めて。
基本をまずは抑えましょう!
- 基本を知らずして先には進めません
ファッションというカテゴリになってしまうと、トレンドだのカラー診断だの、ブランドだのと本来お仕事で使うはずの服装とは違う方向に行ってしまいますので、ガチのビジネスウェアのお話です。
ですのでファッションコンサル系ではなく、ガチに安心して違和感なく使えることが前提となります。
ココアッソの基本をもう一度
・ファッション=自己満足
・装い=他者の気持ち
ですからね。
ファッションを追い求めるのは結局のところ自分の心を満たすことが目的になってしまいがちになります。
この記事を読み進めていらっしゃるからはそうではなく、現実的にどうするのさってことですよね。
仕事服なんですから、周りの環境もいきなり変わるわけでもないし、人間関係も変わることはないけど、着こなしに変化させることをしたいわけですよね?
ということで、基本をまず知りましょう。
ボクにご相談が多いのは、今までスーツ一筋というパターンです。
職場環境もスーツが基本で、ご時世的にスーツ以外の着こなしを今後推奨していく流れが起こりつつあり、立場上自分自身も着こなしを変えていく必要がある、そして自分もそうしたいと決断されてご依頼を頂戴いたします。
ですから難しく複雑に捉えることなく、まず始めたいのはシンプルに考えることですね。
素直にジャケパンを始めてみるというということです。
最近はビジネスカジュアルなる造語も生まれていますが、惑わされなくて良いです。
仕事服と考えてみて下さい。
そこでおススメなのは無地の紺ジャケットです。
ボクも柄物や特徴的な素材感などもご紹介する時はありますが、それはまだ先の話です。
仕事服で必要なのは使えることです。
使いもしないジャケットにコストを割く必要はありません。
まして、これからガチで使っていくのですから、スタート地点に立てる一着は絶対に役に立ちます。
- この素材のジャケットは必ず役に立ちます
通称ホップサック(麻袋)と呼ばれるジャリジャリ感のあるメッシュの無地素材が非常に有用です。
これさえあれば、どんな場所にも対応出来ます。
世の中には柄物や色の奇抜なものも存在しますが、おススメは基本を知るということで紺無地が良いです。
日本人の肌質からして、紺が合わない人なんてまずいらっしゃいません。
というより紺がダメと言われるビジネス環境は聞いたことがありません。
これを一着揃えて下さい。
これさえあれば、パンツも自在です。
ちなみにこれに合わせやすいパンツはウール系でも綿でもどちらでも大丈夫です。
シャツも自在です。
白無地でもサマになりますし、ジャケットが無地なぶん柄シャツにすることも出来ますね。
使い勝手が良くて、しかも違和感なく始めることが出来るのがこの万能紺無地ジャケットです。
一つだけ勇気を出して変えてもらいたいのはシューズでしょうか。
ビジネスシューズを思い切ってレザースニーカーにしてみてください。
色は白、ブルーなど。
それだけで軽快な印象になりますからね。
春からジャケパンを始めるならこの紺無地をぜひ揃えてみて下さいね!
紺無地でメッシュと言われてもピンとこないかも。。。
そんな時こそ遠慮なくボクにご相談ください。
ココアッソは仕立屋ですから、ただ素材だけでなく、デザインも着心地もしっくりくるようなアドバイスを致します。
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