ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
人は外見でその人の職業を判断している
今日の話はこれです。
人間が何かを認識する時、既知の存在に対しては自動思考で判断する場合が多いはずです。
精神科医であるダニエル・エイメン博士が言うには、人間が考えることの95%は毎日同じことの繰り返しなんだそうです。
確かにそうかもしれませんね。
普段の生活の中では意識せずとも、気が付いたら・・・ってことは誰にでもあるはずです。
玄関を出る時にカギを閉めたっけ?
いつの間にか辿り着いている。
などなど。
すでに自分の中に落とし込んでいる既知の事実には顕在意識を使わなくても、自動的に処理をしてくれているということです。
今日はその自動思考について論じるのではなくて、それは誰もがそうしていますよねってことから、装いも当然その影響を大いに受けていますということにフォーカスをしていみたいと思います。
- 誰が見ても分かる職業ってありますよね
警察官、消防士、ドクター、看護師、駅員、キャビンアテンダント、ホテルマン、センチュリー21他色々。
そう制服です。
日本では聖徳太子が最初に制服を作ったとされているこのシステム。
実に優秀です。
だって瞬時に職業が分かるんですから。
それは自動思考で理解出来ることを上手く利用しているってことですよね。
では、制服が存在せず普段スーツを纏う我々ビジネスパーソンはどうなのでしょうか?
もし、名乗らず、名刺も渡さずに自分の職業が、立ち位置がキチンと伝わったらのならば、それはものすごくアドバンテージになると思いませんか?
- まず、そこにいるのに気づかれない人にならないようにしよう
日本人特有の奥ゆかしさ、腰を低く、一歩引いて、黒子文化など、裏方に回ったり、引き立てることを良しとする文化があります。
素晴らしい文化なのですが、それを少しだけ勘違いしていませんでしょうか?
目立ちたくないのと奥ゆかしさはちょっと違うのです。
毎日会っているのに、思い出せない人がもしかしたら周りにいらっしゃるかもしれません。
果たして自分はどうなのかってことです。
その他大勢の中に埋もれたいのが希望なのであれば構いませんが、一歩踏み出したいのであれば、まずはそこにいることを気づいてもらえるようになりましょう。
それも自動的に気づいてもらえるようになると良いと思いません?
- 自動思考で認識してもらう為には、日々の装いに統一感を持たせることが大事
相手の思考を思い通りに変えることなんて映画じゃないんですからそんなことは無理です。
もしかしたら出来るかもしれないけど、そんなX-メンののようなサイキックを手に入れるよりも確実な方法があります。
日々の装いに統一感を持たせるということ。
これは非常に効能が高いです。
具体的に何をするかと言うと、毎日着用するスーツの色や形を揃えていくということです。
毎日同じモノを着るということではないですよ。
また派手派手な芸人の衣装のような恰好にするということでもないです。
自分の立ち位置を表現出来るという意味です。
経営者なのであれば、経営者であることがわかる質感でカラーも統一したスーツを一週間着用してみて下さい。
確実に自分がどこの誰なのかを覚えてもらえるようになります。
それが一か月、半年、一年続けばどうなると思います?
誰もが自動的に自分の事が誰なのかを理解していくれていることでしょう。
そしてそれが自分の望むような印象で認識していくれているとしたら、これ程有効な手段はないでしょう?
- 人は外見でその人の職業を判断している
自分が誰なのかを理解して欲しいならば、自分が変わるのが一番です。
いちいち語らないと、名刺を渡さないと、自己紹介文を渡すのはしんどいですし、伝わりにくい。
人は興味がないものは視界に入らずスルーするフィルタリング機能を誰もが持っているからです。
そのフィルタリングされないような外見になるほうがいいでしょう。
自分が周りの人をそう判断しているように、周りの人も同じように判断しているのです。
さて、みなさんは鏡越しに見る自分を見てどんな職業なのか分かりますか?
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