土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
春がやってきています。
あと3週間ほどで新年度ですね。
新しい門出を迎える、リフレッシュスタートを切る、年度の切り替わり季節は服装もガラッと変わっていくことでしょう。
ということで、スーツやジャケットがこれから羽織ることが多くなる人向けの基本的な着こなしのことを。
ボクのブログの読者のみなさんはもうご存知かと思いますが、初めてお越しいただく方も毎月数万人いらっしゃいますので、今回はそんなスーツ初心者さん向けの記事です。
- スーツのボタンは一つだけ留めるのが正解
そうスーツやジャケットのボタンは一つだけ留めるのが正解です。
2つボタンだった場合、下のボタンも留めることが出来るようになっていますがこれは飾りボタンといってただのアクセントに過ぎません。
ですから100パーセント使わないボタンなのです。
日本人はとかく真面目なので、そこのボタンがあるととりあえず留めないといけないと幼稚園くらいからずっと刷り込まれてきていると思いますが、この現代の大人のスーツやジャケットにおいては一つだけ留めるのがマナーであり装いの正解ということです。
どんなにかしこまった場所でも、ものすごいお偉いさんが目の前にいたとしても一つだけで良いのです。
近年はあまり見かけなくなりましたが、3釦のスーツの場合は真ん中を一つだけ留めるのが時代的に正解になります。
細かく突っ込むとこれはこれで奥が深くなりますが、今まさに販売されている3釦スーツやジャケットはほぼ間違いなく、段返り仕様という構造になっているはずです。
これは何を意味するのかというと、簡単に言えば2つボタンスーツのラペル部分に飾りとして一つボタンを追加した構造と言ってよいです。
つまりボタンはあれどそもそも留める前提ではまったくないということですね。
あんなのただ飾りです。ってことですね。
また、もしかするとボクよりも先輩世代のころに存在していたジャケットを頂くことがあるかもしれません。
昔の生地は丈夫ですから、大事に保管していればまだまだ現役で使うことが出来るはずです。
もしこのジャケットを着用したいと思った時はどうするか?
この時代のジャケットは一番上と真ん中の二つ留めて大丈夫です。
これはそういう構造になっているということです。
もっとも無理に留める必要はなくて、時代の認識として真ん中だけ留めるだけで良いでしょう。
スリーピーススーツやベストを着用している場合は、釦は全部外すのが正解です。
どんなにフォーマルな場所であろうが、外しましょう。
逆に留めるほうが不作法になります。
- ボタンは留めて外しての繰り返し
ボタンの留めは外しは何気なく出来るようになるととてもスマートな大人の雰囲気を装いを演出出来るようになります。
つまり座っている時は外してよいのです。
立ち上がる時にスッと留める。
それを違和感なく繰り返す癖を身に着けてみましょう。
これだけでデキるオトコの仲間入りです。
これからスーツやジャケットを着用するみなさんはぜひ身に着けて下さいね!
そして今まで気にしていなかったみなさんもこれを機にぜひ。
颯爽と着こなして、気分よく結果を出してくださいね!
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