土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
今年も時代を意識したコートを開発中です。
一般的で常識的な仕立屋はまず選択しないはずの素材でコートを作成する。
ボクは正統派の仕立屋ですが、懐古趣味に走る人ではありません。
営業支援スーツという装いで結果を出していただくというビジネスパーソンに特化した仕立屋です。
ビジネスの世界において装いは非常に重要なファクターであり、そして服飾文化の一つであるがゆえに常に変化し続けています。
どこかの時代で完成したスタイルが永遠に続き且つ、それが絶対ということはありません。
服飾評論家や、マナー講師の先生がおっしゃっている過去の伝統を重んじ、その時に確率されたルールこそ尊守するべきという解釈も分からなくはないですが、ボクは時代の変化に対応していくことが装いととらえています。
こだわるというのは単なるファッションになってしまいますから。
どこかの時代のファッションこそがアイデンティティにするのも一つのブランディング戦略になりえますが、万人がそれを理解してくれるかどうかということですね。
装いというのは自分の趣味を貫くということではなくて、相手を思いやるということです。
相手の心が判断することですから。
ただのコスプレイヤーじゃねーかって思われたら、ずっとコスプレイヤーになってしまいますし、キモイおっちゃん、イケてないにいちゃんになってしまうよりも、時代を違和感なく取り言えれたナイスガイとして認識してもらった方がいいんじゃないかというのがボクの考えです。
と、そんな時代を考えるにあたって、コートも時代に合わせて変化しているのを感じています。
オーダーメイドでの話ですね。
コートという分野においてはオーダーメイドと既製品はまったく別の世界になっています。
一部近しい距離にあるところもありますが、大局的には別で考えた方が良いです。
どちらにも得意分野があって住みわけがあるのです。
ボクは仕立屋さんですから、オーダーメイドのカテゴリにおいては過去の伝統を大切にするのも大事ですが、これほど時代が動いているのですからその為のコートを創造しても良いんじゃないかと毎年カスタマイズコートを作成していまして、今年も開発中ってことでございます。
常識の外側からの発想といいますか、ピンときたというインスピレーションでセレクトしています。
かなりリアルに使える一枚になるはず。
完成しましたらもちろんこのブログでご紹介します。
お楽しみに!
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