土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
世界で最大規模を誇るマーチャント(商社)であるスキャバル。
文句なしに世界で最も素晴らしい生地を世に送り出しています。
欧州圏にはそれこそ名だたる名門企業が色々ありますし、すでにこのブログを読んでいらっしゃる方はご存じでしょう。
その上でボクは紛れもなくスキャバルがNO1と断言出来ます。
- 触れて仕立ててこそ分かるこの質感
正直なところ生地のクラス分けをすれば(ココアッソではハイライン)、同じ価格帯の生地は沢山あります。
生地の仕入れる値段が同じことくらいになりますから当然なんですが。
そしてこれも当然ですが、ボクが取り扱う以上どれも正解ですし、他の生地の質が悪い訳でもない。
みんな本当に良いんですよ。
それでもスキャバルが一番良い。
これですね、実際に触れてみて、そして仕立ててみるとよく分かります。
言葉で説明すると薄っぺらくなっちゃいますが、世界で一番真面目な生地作りを続けているのがプロの目線だと伝わってきます。
絶対に手を抜かないこの仕上がり具合というのかな。
世の中星の数ほどとは言い過ぎですが、沢山の生地が存在し生み出され続けています。
ファッションという括りで見れば正解ですが、余りにも時代に迎合し過ぎてしまい本来服地としての必要な部分を失ってしまっていたり、ビジネスである以上しょうがないことではありますが最初にコストありきで作り込む余り、やはり服地に求められる部分を誤魔化さざるを得なくなっているなんてことはザラにあります。
そんなことを言う仕立屋はボク以外には居ないと思いますけど。
別にスキャバルと何かしらの取引しているからここまでヨイショしている訳じゃなくて、純粋にボクが良いと感じているからなんですよね。
この手を抜かないモノづくりと言いますか、正直すぎる作り込みというか、真面目な生地。
単に打ち込みの良い生地とかでは表現できないんですよね。
そして、そんな生地の種類(コレクション数)が半端ない。
そんなとても厳しい品質基準で織り上げられている生地のボリュームは世界一でしょうね。
既製服向けの量産品ではなくて仕立屋さん向けのという意味ですよ。
それをボクのような仕立屋さんに向けてベルギーから直送してくれる。
似たような生地はこれだけコモディティ化(均一化)した世の中ですから、確かに沢山あります。
それでもやっぱりボクはこのスキャバルが揺るぎないNO1ですね。
一度触れてみてくださいね!
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