ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
お客さま紹介です
本日はHPよりお越しのTさまの逸品です
Tさまはちょっと特殊なお仕事をされていて、日勤か夜勤のどちらかを交代でされているんです。
結構働いている時間が長い。
必然的に自宅と職場の往復が多くなってしまうとというものでした。
そこに、今までは服装が自由だったのが、もうちょっとちゃんとしようということになり、お困りのところにご相談に来られました。
着るお洋服をどうしていいか分からないってありますよね。
スーツではないけど、ドレスシャツとパンツは必須になるのでどうしたらいいか?
そして、Tさまはかなりスマートでいらっしゃる。
まず既製品ではシックリくるのが見当たりません。
その辺りを踏まえた上で、今回ジャケット&パンツ、そして先行して作成したシャツをご紹介。
まず、ジャケットはある程度季節をまたいで使えるようにモヘア混の表面感がある素材をチョイス。
そして、安心して使えるように濃色で無地にします。
これによって、着回しがしやすくローテーションで毎日着替えるビジネスパーソンとは違う一着でも何でもこなせるようにします。
パンツも同じく、シャツを選ばないグレイです。
どちらもサイズ感がとても大事です。
相当スマートでいらっしゃいますが、ただ細いだけじゃなく、座っていてストレスがないバランスで仕上げます。
立っている時と、座っている時ではウエスト、ヒップ、モモにかかる負荷が変わっていきます。
その変化量を計算した細さを設定しました。
シャツとジャケットのエリのバランスも大事です。
ただのシャツ、ジャケットではなくて、お互いに相性のよい角度、大きさ、位置に設定します。
これによって、統一感がでるのです。
ふと見た時に、ちぐはぐな印象にならず、且つ大げさでもなく自然に見えるバランスです。
一見するとごくごく普通に見える組み合わせですが、実はかなり計算しています。
派手にするだけがオーダーメイドではないのです。
本当に安心して、着用することが出来る一着にするのが、ボクの考える営業支援スーツという概念です。
いつも自然に体と心が一体になれる、そんな感じです。
今回は初回ということで、このようなバランスでお仕立ていたしました。
今後は使い勝手、用途、好みの変化も起きてくると思います。
その変化量に応じて、次の一着をカスタマイズしていきます。
それがオーダーメイドなんですね。
Tさま、ガンガン使って、次にどんな風に仕立てるのか、ご意見をお聞かせくださいね!
ありがとうございました!
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