土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
スーツやジャケットに使う服地はどうしてもその使い方によって破けてしまう時があります。
経年劣化や長年使い続けていると現代の繊細に作られている服地はだんだんその負荷に耐えられなくなってしまいます。
なる人はなるし、ならない人はまったくならない、いたしかたないことではあります。
そこで、もしなりやすい場合はということになりますが、被害が大きくなる前に早めに補修しておくことをオススメいたします。
- 破けてしまうとどのように補修をするか?
生地が破けてしまった場所や大きさ、どこまでどうするのかによって色々なパターンがありますが大別すると2つの方法があります。
かけはぎ
ミシン刺し
他にも状況によっては方法も無くはないですが、現実的な補修で言えばこの二つの方法になります。
かけはぎは聞いたことはあってもなかなか見たことはないかもしれません。
これは生地の中の切れている糸を一本一本つなぎ合わせるという非常に繊細な補修方法です。
これによって欠損箇所がほとんど消えてしまうように見えるというものです。
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だいたい5ミリ未満くらいの傷があります。
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これが補修後で、傷が見えなくなりました。
メリットはこの元通りに近い状態にすることが出来るということ。
デメリットは通常よりも高額になります。
ですから目立つ場所にちょっとした傷があるのを補修するといった場合に有効です。
逆にこのかけはぎに向かないのが、大きく破けてしまったときや日常的に負荷がかかる場所の修理ですね。
これはコストに見合わない金額になってしまうか、負荷がかかる場所ではすぐに再発してしまう可能性が高いからです。
ちょっと気になる箇所があるんだけどどうしていいかわからない場合はボクにご相談ください。
そして大きく欠損している場合はミシン刺しという方法が現実的な補修方法になります。
これは破れている個所にあて布を足してミシンで文字通り刺し子縫いをする方法です。
よってもちろん跡は残りますが、再び破けてしまうようなことはまず起こらなくなるでしょう。
メリットはコストが比較的低額で済みます。
デメリットは跡残りと補修面が固くなるので着心地に少し影響があることでしょう。
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多いのがパンツのポケットの閂(カンヌキ)の破れの補修です。
どのように補修するかは難しいところですから、ご相談ください。
ココアッソでは自社他社問わずお直しやリフォームを受け付けております。
お預かりさせていただければ見積もりは無料ですので、どうしようかとお悩みがございましたらまずはお気軽にご連絡くださいね。
ココアッソは予約制のスタジオになっておりますので、しっかりとご案内いたします。
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