土方洋（ヒジカタヒロシ）ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
新しいスーツを形にする。
毎年少しづつ改良を重ねてきています。
数年前から、改良ではなくスタート地点を一から見直してまったく新しい形にしていきたいということを考えています。
そんな想いを形にすることが出来まして、お披露目とご紹介です。
- コンセプト「なでるようなシルエット」と「優しい着心地」
元々ボクがボクのために研究をしてまいりましたターナースペシャルカットモデルとコンセプトの方向は同じで昨年のモデルに続き、今回も全く新しい基軸として一から作成しています。
・なでるようなシルエット・・・これまで通り肩パットは使わずに毛芯のみで丸く仕上げています。
もちろんちゃんと良質なフル毛芯仕様にしていまして、フロントの胸増しをより少なくして、そのまま体に沿うようにしています。
感覚として芯すらないような感覚でありながら曲面を綺麗に出せるようにチューニングしています。
単純にカッコ良いと思わせるこのシルエットが出来たなと。
ココアッソのオーダースーツのオーナーになるということは、それ自体がプレミアムな心に充足を与えてくれるような存在にしたいという想いを形にしています。
自信とプライドを満たすという部分は大切です。
そこからゆとりや思いやりという余裕ある所作が生み出されていくと考えています。
難しく考えることではなく、気分が良くなるスーツに仕上がっています。
・優しい着心地・・・体にフィットするというよりも体のどこにも負荷がかからないようにしていることに主眼を置いてそこから形にしています。
だから優しい着心地です。
オーダースーツをどのような形にしていくかは本当に様々な解釈があってそのどれもが一つの回答です。
ボクの考えるスーツの根本は着心地が良いということです。
ですからボディ限界までピタピタや関節可動域を加味しない領域まで細くする、逆にノスタルジーを感じるようゆったり感も身体操作において負荷がかかるという意味において考えていません。
常々発信しておりますバランスをどこにもっていくかをずっと考えています。
適正なゆとりを目指していると最終的に優しい着心地にたどり着きました。
どこにも圧迫感がない、まったくストレスのない感覚は、どこかのキャッチコピーではありませんが、まるで無重力のような〇〇的な不思議な快適さがあります。
この優しい着心地を簡単に言えば、一日中着用していても肩が凝らない、スーツの着心地に気を取られることなく本来取り組むべきビジネスに集中することが出来る。
一人ひとりに合わせて作成する一着ですから、とても大切な要素だと考えて、今回の形となりました。
営業支援スーツとはただオーダーメイドであることが目的ではなく、手段です。
なぜならそのスーツで成し遂げたいことがあるからこそ着用されるはずです。
そのサポートをすること、外見も内面も満たすことが出来ることを形として表現したいというコンセプトに基づいて作り上げました。
ココアッソのスーツは着用されるすべての方が自信とプライドをもって目的を達成してもらいたいという想いで運営しております。
もう一つ大切なこと。
一着のスーツを完成させるためには多くの人の手が必要です。
未来の世界ではすべてが機械で賄えるという日がくるかもしれませんが、現代ではそうもいかない。
そしてボクはむしろその人の手に価値があると考えています。
AIには理解出来ない、あいまいという人間がもつ感覚、感性がスーツ作りには欠かせない。
想い、情熱という心も外せない。
なによりもその人の手にはプライドをもって接していくこと、誰もが幸せになるために頑張っているということ。
その為には簡素化や簡略化ではないコストがかかります。
ボクだけが独り占めではないです。
というかそんなこと出来ませんし。
誰もが幸せになる為に、そしてその機械では再現出来ない人の手の技術を後世に継承していく為、正しく作りあげるスーツをお届けしたい。
ココアッソの想いです。
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