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近年の度を越したコストダウンが横行している現実を考えてみる

土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

近年の日本ではあらゆる製品やプロダクトがコストダウンを図りつつ品質と価格のバランスを保とうと努力をしています。

しかしながら・・・

度を越してしまったコストダウンが横行しすぎてしまい、それが当たり前になってしまっている現実があります。

アベノミクスによるデフレ脱却政策ももはや異次元緩和とは名ばかりのバブル状態になってしまいましたし、実態としてこのデフレ傾向は続いていると感じるのはボクだけではないのではないでしょうか。

スーツで言えば既製品の単価は確かに2011年に32,548円と底をついたところからから少し上がっているデータがありますが、実情を見ればピークだった1990年代前半に7750億円の半分以下に市場規模が落ち込んでいることを考えれば一品単価はただの誤差でしかありません。

逆言えば、値段を上げるに上げられないというところですよね。

価格に転嫁できないけど、製造コストは上がっていくというアンバランスが染みついてしまい今に至ります。

どんどん質が下がっている。

もしくは食品のように内容量を少しづつ減らすといういわゆるステルス値上げが当たり前になりました。

これに気が付いているかどうか。

と、話がちょっと逸れちゃいそうなのであくまでもコストダウンについて。

その良し悪しを論じてしまうと答えは人によってまた、状況によって変わってきてしまいますが、ボクはあまり好きではないというスタンスです。

例えば、第2次安倍政権以降になると不動産価格が異様に上がってしまいましたよね。

不動産用地取得費が上がり過ぎて、マンション価格の高騰が止まらずに、ホントに買える人がいるのか?と思えるようなプライスが当たり前になっています。

それでもギリギリのラインで販売するにはコストを下げるしかないわけで、今では大手デベロッパーの坪単価350万円越え物件でも直貼り床が普通になっているとか。

直貼り床か二重床の優劣を競うとかじゃなくて、コスト下げるならそうせざるを得ないよねって話です。

クルマでも同じようなことが。

新型にモデルチェンジしたらサスペンションがマルチリンクからトーションビームに・・・とか、ホントにありますから。

これもそもそもそんなの気にしないとか、分からないとか、他の目に見える部分が新しくなっているからいいじゃんとか、判断基準はまちまちですから、良し悪しの評価としては何とも言えませんが、作り手からすれば気に入らないでしょうね。

なんでしょぼくしなきゃいけないんだってね。

コストの折り合いがつかないから、見えないところにはお金はかけるなってことですから。

直貼り床とかサスペンションなんてまさにそうですよね。

見た目は新しく作られている感はあるけど・・・製品としては落ちている・・・

ボクは何度も言いますけど好きじゃない。

それが当たり前になってしまうともう取り戻せないから。

それは日本におけるスーツの品質劣化で証明されていますからね。

古くはメイドインジャパンがいつの間にかアジア製になり、そして目にみえない副資材をケチりはじめ、生産工程を削りまくり、限度を越してしまったのが今のスーツです。

店頭に並んでいる時からすでにヨレヨレでもスーツはスーツです。

パッと見は同じですからね。

それに慣れてしまうと、スーツなんてこんなもんなんだという市場を形成させてしまうし、もうすでにそうなっていますよね。

だからスーツ市場は極端に二極化して、半端なスーツは売れなくて大手すべてが大赤字状態になったところにこのコロナですから。

オーダースーツ業界もその流れがやってきて、とにかく価格で勝負をさかんに打ち出していますが、結局はコストを削る以外にないわけで、それは既製品の末路と同じ道を辿っているに過ぎません。

これも世の中が判断するかなんですけど。

市場原理っていうんですかね。

コストを削るということは確実にそのコストで生きている人の生活の質が下がることに他なりません。

投資や投機などの実態とは違う資産形成だけで生活をしているとこれが見えないでしょうけど。

今の時代は度を越したコストダウンをせざるを得ないというひずみが爆発しそうで怖いです。

というかアパレルは崩れるでしょう。

そうならない為にボクは何が出来るのか?何をしていかねばならないのか?

微弱ながら行動していきます。

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土方 洋
「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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