土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
先月から第三の波がやってきているということで、様々なところがピリピリしています。
GOTO系もそうですし、夜の外出を控えるとか。
じゃあ昼間ならいいのか?って話・・・
ではありません。
人の動きを封じれば感染爆発は防げるかもしれない・・・正確には広がりを最低限に抑えようということですよね。
自粛出来る人は自粛し、動かざるを得ない人は動いていくべきでしょう。
だって誰かが動いていくれているから社会インフラが成り立っているんですからね。
スーパーで山積みの食材は誰かが運んできていくれている、もしくは出荷のために誰かが動いてくれてるからですよね。
政界にまったくコレクションがないアパレルは政府からは完全にスルーされていますが、それでもその社会インフラの中で動いています。
これですね。
昨日、すなわち12/1に届きました。
これはスキャバルという商社から取り寄せた生地で、本拠地はベルギーにあります。
発注をかけたその日のうちに即動いてくれて、わずか4日後には欧州のベルギーの倉庫から恵比寿にあるスタジオにデリバリーが完了している・・・
これって凄いことじゃないでしょうか!?
自粛だ、禁止だ、中止だ、延期だの騒いでいますけど、モノは普通に届くんですよ??
モノというのはひとりでに動くなんて怪奇現象でない限りそんなことは起こりません。
そこにはちゃんと人が動いていて、届けてきてくれるからってことでしょう。
ルート的には大雑把にベルギー→フランス→関空→大阪→恵比寿って感じです。
自粛してくれてないんですよ。
超絶感謝ではないですか。
引きこもっていれば安全だってことじゃなく、それを支えてくれている人がいるから引きこもっていられるということ。
アマゾンだろうが楽天だろうが、生協だろうが利用しているから便利でリスクが減るということではなく、その為にリスクを冒してでも働いてくれている人が支えてくているからこその利便性なんじゃなかろうかとね。
GOTO系の良し悪し論ではございませんし、自粛こそ正義を論ずることもありませんが、世の中は動いています。
ボクはお仕事的にどこかに縛られるということがありませんので、それが良く分かるし見えるのです。
今感じるのは、どのような形でも動きを止めないようにすることが一番なんじゃないでしょうか。
あとはその動く仕組みをどうしていくかだけってことでしょうね。
機械化、AI化もそうですけど、人の手を介さなければ動けないこのオーダースーツ業界も変革していく時ですしね。
というより変わらないと先が見えませんし。
とは言うものの、このストーリーを感じる人のぬくもりも大切にしたい。
デジタルの時代だからこそ、アナログだからこその魅力も届けたいし伝えたい。
なかなかに難しい年末です。
ちなみにこの生地は超絶フワフワで最高に気持ちが良いです。
という最後は売り込みで締めるのがお約束です。
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