土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
9月は早かった・・・
あまりにも時間の流れが早かった・・・
すでに夏ではないのが仕立屋さんにとっての9月なわけですが、ボクの場合は色々と重なり合って本気であっという間でしたね。
今日からはもう10月、残すところあと3か月となりました。
オーダースーツってやっぱり楽しいですよね。
時代の流れであったり、歴史に裏打ちされた伝統であったり、ロマンだったり・・・
思うところはみなさんそれぞれにあると思いますが、やっぱり楽しさなのではないでしょうか。
毎年ずっと作成されている人生の大先輩ともいうべき常連さんとお話していると、本当にそうだなって実感します。
何と言ってもボクが楽しいから。
少しづつ改良していく。
今年はこうしよう、ああしようと。
ボクも今年は着丈を1センチ削りましょうとか。
では間を取って5ミリ調整しようとか。
そんな会話を楽しんで頂いているのかなと我ながらそう感じています。
オーダースーツとはそれ自体にも価値はありますが、その作成する工程そのものが、その過ごす時間そのものが大切だとボクは常々考えています。
ウィズコロナの時代、確かに不確定要素はあり不安もあると思います。
リアルでわざわざスーツを仕立てるなんてとんでもないって思うのももちろん当然だと思います。
目に見えない未知なる脅威は怖いですからね。
それでも人は繋がりを求めているんじゃないか。
コミュニケーションをとりたいんじゃないか。
今仕立屋としてボクが出来ることは、マナーとモラルを守ることを前提にするのは当然として、その人と人とのやりとりだと思っています。
その一着のスーツが仕上がるまでの時間を楽しんでいただくこと。
仕上がったそのスーツでより高いステージのライフスタイルを楽しんでいただくこと。
使い捨てではなく、ずっと付き合っていけるスーツであることに安心していただき、お任せ頂くこと。
その為にはボク自身がまだまだ成長してかねばなりません。
真摯に仕立道を見つめ、精進し、このコロナとと共生していく時代に合わせた着こなしをご提案していくこと。
なによりもそんな時を過ごす事を心から楽しんでもらえるよう努めること。
今年も残すところあと3か月。
しっかりと先を見据えながら進んでまいります。
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- クリーニングから戻ってきたらビニール袋は外しましょう - 2024年10月13日
- 冬物が必要であれば今動きましょう! - 2024年10月12日
- ズボンプレッサーを目にしても無理して使わないほうが長持ちします - 2024年10月11日
- 季節を服装で表現するという効能を活用しよう - 2024年10月10日
- 時代は上質というポジションに位置するのがカノニコ - 2024年10月9日