ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
新機軸・・・従来のものとは異なる工夫や方法。新しい工夫。
ということで、今年は新しい軸となる新モデルを発表していこうかと思っています。
実は半年以上前から色々と調整していまして、サンプルがようやく上がってきました。
詳しい内容はもう少し煮詰めていきますが、仕上がりはかなりいい感じではないでしょうか?
そんな新型をチラッとお見せしましょう!
どうでしょうか?
結構いい感じですよね!?
肩先のコンケーブラインとか、ラペル幅やその丸みとか・・・
フロントカットのシャープさとか・・・
細かい詳細はまたキチンと整えて発表していきます。
- 時代はスーツに何を求めているのか?
近年スーツを取り巻く環境は明らかに以前とは違ってきています。
緩やかですが、変化しています。
誰もがいつの間にかその変化を受け入れていることにお気づきでしょうか?
ネクタイを一年中していない人を見かけることが当たり前になりましたね。
そもそもスーツを着用することをしなくても許されるようになっていませんか?
全てのビジネス環境に言えるわけではありませんが、こういった事例はいつの間にか受け入れているないし、受け入れざるを得ない状況になっているはずです。
単なるスーツと呼ばれる服装そのものに価値を見出すことが出来ない時代ともいえるでしょう。
それはスーツがこの世に生まれてきてから変化する歴史をたどってきたことを意味しています。
それは簡略化という変化なのをご存知でしょうか?
- 我々の前の世代のスーツはなんだったのか?
そうスーツという服装自体は100年以上前にすでに登場しています。
名前は同じでも現代と100年前では似て異なります。
昔はいったい何だったのか?
我々が生まれる前の世代で言えば、ジャケットはコートのように長く、三つ揃えでハットとステッキ(傘)といったアイテムがセットでした。
それが時代と共に少しづつ簡略化されていきました。
現代のビジネス環境においてハットを被る方はほぼお見かけしません(ファッションという分野は別ですよ)。
そして、ついにネクタイを取り除くことが一般化するようになっているのが現状です。
スーツを取り巻く環境は時代と共にどんどん簡略化されているのです。
ま、過去の栄光や武勇伝のような話をしてもしょうがありません。
時代が変化している以上それをどう咀嚼し、新しく生み出していくのか?
それらを考えるにあたり、実はスーツという衣服にはもう一つの動きがあるのです。
それが、色気のあるスーツです。
- 色気のあるスーツ
昨今のコモディティ化(均一化)のかたまりのような何でもないただのスーツは、高かろうが安かろうが、ほぼ一般の人には見わけがつかないでしょう。
パッと見はみんな同じスーツですから。
そして、簡略化されすぎて魅力がなくなってしまい、スーツを着用する価値すら見失われつつある現代において、特定のスーツが実は物凄く支持されているのをご存知でしょうか。
それが色気のあるスーツ。
ただの若者が着るようなチープな印象ではなく、だらしなく着用するものでもなく、王道、正統派、クラシックな色艶のあるスーツ。
実は欧州圏では絶大な支持があるこのフォルム、日本においては行き過ぎたカジュアル化の流れからの揺り戻しが数年前から起きていて、そして昨年のあのアメリカの人気シリーズのリメイクドラマがきっかけとなりおそらく見たことがあると思います。
ココアッソとしても今後のオーダースーツの流れの一つとして数年前から考えていまして、昨年から調整しようやく実用化まで来ました。
御託はもう十分ですよね(苦笑)
かなりカッコいいです。
相当仕上がりはいい感じです。
結構自慢出来る一着になるはずですよ!
スタジオにはサンプルがありますので、ぜひご覧になってみて下さいね!
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