ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
先日料亭にて日本料理を堪能してまいりました。
いつもお世話になっておりますお方よりご招待を頂きまして、堪能してまいりました。
自分の人生において料亭の敷居を跨ぐという行為をしてこなかったですし、またこれからも自らの意志でまたぐことはまずないだろうというくらい縁が無かった場所の一つです。
非常に有意義なひと時を過ごすことが出来ました。
改めて日本の料理の美味しさを実感しましたし、日本に生まれて良かったってホント思いましたよ。
料亭には決まったメニューもありますが、そうではない料理長がその時手に入れる食材によって作るメニューにない料理もある。
むしろその決まっていないその料理を楽しみにしていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
旬の食材、活きのいいネタって一定ではないですよね。
そんな食材をインスピレーションで創作していくのでしょうか。
食べ物関係はまったくの素人なので正確なことは分かりませんが、料理長のお品書きの説明をお伺いしながら、これは食材が手に入ってから決めたんだろうということが予測できます。
インプロビゼーションという言葉があります。
日本語で即興演奏、つまりその場の雰囲気で演奏が決まっていくスタイル。
同じですよね。
繊細で美しく、そして心配りまでされているにもかかわらず、同じものは出てこないというレアリティ。
また来たくなる、惹きつける魅力がそこにはありました。
そして、これはオーダースーツにも言えることではないだろうかと考えるのです。
一人として同じモノなんてありません。
みな違います。
そしてその場、その時の旬の素材をボクはインスピレーションを感じながら作成します。
同じことは何度も起こりません。
繊細に、美しく、アートを感じる一着にしたい。
ライン生産ではない、カスタムメイドだからこそのそのインプロビゼーションをより高めていきたいと感じたのです。
そこに惹きつけられる魅力があるのではないか。
道は違えど、ふとそんなことを感じた良いひと時でした。
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