ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
世の中には勝負服という言葉がありますよね?
人によってこの勝負服というのは様々でしょうけど、スーツを着用してビジネスをされている場合、そして何らかの大きなプロジェクト、商談などに挑む場合はおそらくこの勝負服ないしここぞに使うスーツ、または自分のお気に入りを投入すると思います。
今回はそのカテゴリに該当するスーツ類をまるっと勝負服とまとめて考えてみたいと思います。
- その勝負服は必要なのか?
勝負事に着る服ですから、ゲン担ぎや縁起のいい服、ちょっとオカルトっぽいですけど朝のTVの占いやっていたラッキーカラーを使う等もある意味勝負服ですよね。
はたしてそれらは必要なのか?
営業支援スーツというオーダースーツのプロのボクの回答はこうです。
勝負服は要らない。
必要ございません。
そういうことです。
以上。
これではあまりにも不躾すぎますから、これからキチンとご説明いたします。
全ての服が勝負服となりうる服であれば、特段気にする必要はないはずです。
勝負服という服があるのであれば、そうではない服もあるということですよね。
むしろそうではない服がほとんどかいつもはその服ではないでしょうか。
そうではない服を着つづける意味はあるのか?ということです。
思い切ってそのそうではない服を手放すもの一考かと思います。
無論コストの問題もあり、いきなりすべてを切り替えることは難しいでしょう。
少しづつでいいので切り替えるほうが望ましいでしょう。
このコストという部分はとても大事です。
勝負服とは高額でなければならないということではないはずです。
ブランド信仰がまだ生きている人もいらっしゃるかもしれませんが、そうではない服のほうが勝負服になっていることもあると思います。
適正なコストでも正しい装いの服は手に入れることが出来ます。
ボクの場合はオーダーメイドですけどね。
ボクが日頃からお話している、一着に高コストをかけるよりも普段に使えるスーツを2着揃えようとはこのことです。
もったいなくて使わないスーツなんて必要ないのです。
- 装いの概念からも勝負服は必要ないのです
普段の服装が自分らしさを形成しています。
装いとは第三者の感性に委ねられているわけですから、普段のありのままの姿の印象が自分そのものになっているわけです。
つまり勝負服はヨソイキの服にしか見られないということ。
伝わっていますでしょうか?
勝負服で取り繕っても、その前段階ですでに判定されているということなのです。
ボクの今までの経験上、物凄い結果を出している人はある意味いつでも勝負服なのです。
それは何かというと、いつでも装いを正しているということなのです。
それは特殊な装いではなくて、いつも自分は何者であるのかを正しく伝えられている格好をしいているということなんです。
これはとても大切なことなんです。
いつもだらしがない恰好していれば、そのまんまのイメージで刷り込まれます。
当たり前ですよね。
そんな時に勝負服を着ている人と、いつも勝負服を着ている人ではすでに勝負はついていますよね。
- 何度も言いますけど、いつでも、毎日、ずっと着用されている服が一番大切なのです
それはすさまじいコストをかけているということではないんですよ。
オーダーメイドであれば正直値段はピンキリです。
ボクの場合は生地の仕入れ値で価格が変わります。
その生地は高額であればいいってものじゃないんです。
高額でなければいけない人もいらっしゃいますが、そんな所得層の上位数%がすべてじゃありません。
現実的に可能な範囲でキチンと揃えることが大事です。
- まとめ
ここ一番の勝負服を揃えるよりも、毎日使う服こそキチンと揃えましょう。
それが自分らしさを形作ります。
それは自分の内面にも良い影響を及ぼし、それが周りに伝わるのです。
それは営業トークよりも、商材のスペックよりも雄弁に物語るはずですよ。
デキル人はここを磨いているということです。
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