土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
着用頻度は極めて低く、生涯で一着だけ作成すればよいという可能性があるのが礼服です。
先日も書きましたが、礼服にはファッションの概念は不要です。
大切なのは安心感です。
10年後、20年後と時代が変化しても安心して着用出来るほうが良いでしょう。
それは自分だけではなく、出席される場への配慮も含めての話です。
そこまで配慮するとなれば、当然先を見越した仕様を取り入れておくとより安心感を得られることでしょう。
何よりも自身の体型の変化に応じて自分で可変させられるこのアイテムは特にお勧めしています。
アジャスター
このパンツのウエスト部分をその日のコンディションに合わせて手軽に調整できるアジャスターをボクはオススメしています。
- ボクが自分の為に作成した礼服にも採用しています
実際にボク自身が着用している礼服にもこのアジャスターをつけています。
コレは本当に助かります。
体型が一切変わらない方には全く不要でありますが、ボクのように変動が激しい人にはこれは必須でしょう。
いざという時にあれ?パンツがヤバイ・・・ということがないはずです。
この調整機構自体は特殊でもなんでもなく、おそらく既製品にはほとんど標準装備になっているのではないでしょうか。
それだけ普及が進んでいる装備ということはすでに認められたということだとボクは考えております。
仕立屋さんよってはこのアジャスターを嫌うところもあります。
正しい着こなし、正しいサイズ感を求めれば当然不要どころか余計なアイテムですから。
ボクは現実主義者ですので、そんな古き良き理想論をチラつかせて作成は致しません。
服飾は文化ですから、時代と共に変化せていくのが正しい道だというのが信条です。
もっとも不要な人には装着しませんし、スキのない仕立てももちろんしていますしね。
その作成するふり幅が大きいってことです。
世の中答えはひとつじゃありませんからね。
正統派の仕立てを行いながら現実的な装備もご提案をしているのがココアッソの礼服です。
多少理屈っぽいこともお話いたしますが、それはちゃんと先を見据えているからとご理解していただけますと、最良の一着となるでしょう。
その為の予約制のスタジオであります。
もし、他店でアジャスターを断られたなどございましたら、一度ボクに相談ください。
問題の解決の糸口を見つけるお手伝いをしております。
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