土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ジャケパンスタイルというのが一つのキーワードになりつつあります。
数年前からスーツスタイルが基本であったビジネス環境でもこのジャケパンスタイルはかなり認知されてきています。
そもそもジャケットとパンツ自体は特段目新しいことはなく、ポイントはその着こなし方が変化してきているという表現が正解ですね。
その新しい着こなし方とは何か。
かつてスティーブ・ジョブズという偉大な人物がいました。
かれはまったくスーツを着用しませんでした。
そんな働き方、生き方が価値観として認知されたこと。
スーツ以外の着こなし、ネクタイはおろかドレスシャツも不要、ウールパンツすら履かないライフスタイルのことですね。
おりしも日本では2007年問題と言って、スーツを着用する世代が段々と引退されいき、スーツ需要が減っていく流れもありこうしてスーツ以外の着こなしも今ではすっかり認知されています。
そんな時代の流れにさらに輪をかけてしまったのが今回のコロナですからね。
益々スーツ以外の着こなしが求められているのは周知の事実であるわけです。
と、そんな小難しいことは置いておいて、超快適なジャケットが完成しましたのでご紹介です。
- ジャージ素材のオーダーメイドジャケット
そう、ジャージ素材で作成しました。
つまり、ニット(編み物)生地というわけです。
ですから、超絶ストレッチが効いています。
これはテキスタイル(織物)には絶対に出来ない領域の伸縮性です。
もっともジャージ素材のジャケットはすでにファストファッションをはじめとする各種既製服でも十分に出回っているかと思います。
しかしながら・・・
それをキチンとテーラード仕様でしかも自分の体形に合わせて作成する。
実に快適です。
- キチンと見えて、ストレスのない着心地の両立
ボクが作成するジャケットとパンツですから、手抜きはございません。
というよりもココアッソの仕立てはいつでも手間をかけて作成していまして、素材によって手間を省いたりすることはないんですね。
むしろより手間をかけているという。
ですから、キチンとしたシルエットになります。
その上でストレスのない着心地を両立させています。
これは自分で言うのもなんですが、本当に最高です。
- パンツはデニム素材でもちろんストレッチ素材
パンツもジャケットに合わせて快適でストレスの着心地を考えました。
デニムに関しても今や伸縮性は当たり前の時代ですから、もちろん今回採用したのもストレッチ素材をセレクトしています。
テレワーク等座りっぱなしが多くなる傾向がは今後も続くでしょう。
ピタピタで座るとパツパツになってしまうような時代じゃありません。
ノンストレスなサイズ感と伸縮性で快適に且つ、デニムという素材で時代を表現しました。
かと言って、西部開拓時代のようなハードな印象ではなくリラックス出来るパンツというコンセプトで作成しています。
ですからポケット類も通常のナナメの箱型にしたり、裾の仕上げはタタキにせずダブルカフスにしています。
そういう時代ですからね。
履き心地は超絶快適です。
ストレッチが効いていますからツッパリ感がまったくありません。
リラックス効果は抜群ですすから、お仕事に集中出来ること間違いなしです。
- 色を拾う組み合わせがオススメ
コーディネートの基本に色を拾ってあげるという表現があります。
要は同系統の色味を使うということですね。
そして上下のバランスはボトムを濃色にそしてジャケットを明るくセットしました。
こうすることによって落ち着いた大人な印象にすることが出来ます。
ちなみにボトムを明るく、ジャケットを濃い色味にするとちょっとヤンチャな印象にすることが出来ます。
ということで完成した組み合わせがこちら。
ガチガチに作成するのももちろん正解ですが、ある意味リラックス出来る服装というのもビジネスにおける服装のジャンルとして成立している時代です。
ただのユルユルした服装でしたらわざわざオーダーメイドである必要もありませんから、そのさじ加減のバランスが大事。
いかにも快適そうな雰囲気を醸し出しつつも、妙にカッチリしている感もあるというこのバランスが、このリモートワーク時代に求めらるのかな。
数年前からこの方向性を模索しつつ試作と実験を繰り返してきて、感性したジャージ素材のテーラード仕様ジャケット&ストレッチデニムパンツ。
本気で快適です。
ワードローブにいかがでしょうか?
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