ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
もうお正月だった頃をすっかり忘れて、実働バリバリの時期に入っている頃合いでしょうか。
オーダーメイド業界も春夏コレクションが前面に打ち出されてくるのがこのタイミングになってきます。
既製服のお店もすでに春物が前面に打ち出されているところが多いことでしょう。
新しいシーズンの始まりがスタートを切っています。
そこでそろそろスーツを仕立てようと計画をされている方にアドバイスを一つ。
それがタイトルであるコスプレイヤーにならないのがオーダースーツですよってこと。
- 基本を知ることが第一歩
オーダースーツというのは自由度がとても高いのです。
これはそのオーダー店によってずいぶん変わりますので、簡単なパターンオーダーでは制約が大きくなってしまいますが、ボクのような仕立屋はデザインやシルエットの制約があまりありません。
つまり無茶なこともやろうと思えば出来てしまいます。
この世にないモノを作るという意味ではありませんが。
そこでそのさじ加減と言いますか、指針となる方向、軸を決めていくのがオーダースーツを始める第一歩となるでしょう。
海図も羅針盤(例えが古いすね)もなく大海に航海に出るようなもんです。
流石に何もないとどう進むべきか悩むと思うのです。
そこで現代のツールであるGPSを使って位置情報を把握して欲しいということです。
まず自分の立ち位置を知ること。
自分が何のためにスーツを着用する必要があるのかを知ること。
とりあえずスーツという名前の服があればよいという考えであれば、そもそもこの記事を読まれていないはずですし、そうではない次のステップに踏み入れたいからこそオーダースーツを考えられているはず。
ですから、今までの価値観ではない新しい情報で基本部分をアップデートしてもらう必要があるわけです。
まずなぜスーツが必要なのかを掘り下げてみましょう。
ちなみに難しく悩む必要はまったくありません。
それはボクの仕事ですので。
ありのままをお話していただけると、その答えとなる基礎部分をボクが構築していきます。
むしろ全部委ねてくれたほうが助かります。
長年プロとしてこの世界におりますので、異質なものに感じるか、まったくイメージが付かないはずですが、ボクの脳内3Dモデリングが機能していますので、まずはそれを試してみてもらいたい。
- ポイントはコスプレイヤーにならないようにすること
どうしても数多の生地を見ていると段々と当初の目的から逸れていってしまうというパターンがあるはずです。
ボクがいる限りは問題ないですけどね。
そうではない場合は、このコスプレに注意しましょう。
段々とイメージが壮大になっていき・・・
どこかの芸人にみたくなってしまう・・・
そんな可能性もありますからね。
大切なのは、今現在の自分が許容出来る価値観に合わせられるかどうかですからね。
拒絶反応を起こす可能性のある生地は避けましょう。
かといって今まで同じでは意味がありません。
そのさじ加減をプロは判断するわけです。
その為のプロですね。
ということで、コスプレでもなく、今までとも違う新しい未来に進むスーツ、春に向けてご準備はいかがでしょうか?
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