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オリジナルケープを作成致しましたのでご紹介します

ターナー(土方)です。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

冬場に活躍できる女性用のアイテムとして、ストールやケープなどがございますね。

オリジナルケープの作成

正確にはオリジナルではなくてお気に入りのケープが傷んでしまって、形はとても気に入っているのでなんとかそれを再現してほしいというリクエストです。

そんなケープの作成のご依頼をいただいておりまして、その流れから完成までをご紹介します。

 

 

  • まずは現物を拝見して出来るかどうかをチェック

お問い合わせの段階では何とも言えませんので、スタジオにて実際にどんな形なのかを拝見させていただきました。

結構大きい初めて見るデザインのショールといいますか、ケープです。

ただし、フリンジなどのヒラヒラや切り替えしなどがありませんでしたので、ひとまずお預かりして素材探しと職人さんとの打ち合わせに入ります。

このような独特なデザインです。

ポイントは切り返しといいますか、端の処理をどうするか。

特にこの曲面をどうするか。

まずはその大きさがネックになりまして、素材探しから色々と奔走しました。

お預かりした素材はニットのカシミアです。

ニットのカシミアだと黒がどうしても手に入らない。

リクエストとして黒がマストでしたので、テキスタイル(織物)にて黒を入手し、テストに入ります。

実験用に入手したカシミアの織物。

結論としてバイアスを使用して仕上げることに。

曲面の処理をどうするか。

何度かオーナーさまと打ち合わせをさせていただき、ゴーサインが出ましたので作成開始です。

職人さんも初めての作成ということもあり、ちょっと時間をかけてじっくりを作成をさせていただけるお時間をいただきました。

そして完成したのがこちら。

ほぼ同じ形に仕上がりました。

表面はニットではないテキスタイル特有のツヤがいいですね。

曲面も菊ヨセにならずに仕上がりました。

結局バイアスは使わずに表面はきれいな状態になりました。

裏側の始末をこのようにして完成です。

オーナーさまがこだわられていた形はそのまま再現することが出来ました。

素材は編み物から織物に変更することによってすこぶる上質なツヤ感がでてよい感じかと。

曲面及び端の切り返し部分も丁寧に仕上がりました。

当初のバイアスではなく、表面の仕上がりはかなりキレイになっています。

 

今回はかなり実験的な要素が多く入りましてボクもかなり勉強させていただきました。

たっぷりお時間をいただきましたので、いい感じに仕上がって良かったです。

もし、このようなお悩みがございましたらボクまでご相談くださいね。

ま、今回は最初に申し上げた通りフリンジなどのパーツがないある意味シンプルな作りでしたので作成可能でした。

そういったデザインものでしたら、作成出来るかもしれません。

残念ながらお断りしてしまうかもしれませんが、まずはお問い合わせくださいね。

ボクはかなり融通は聞かせられるほうの仕立屋さんです。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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