ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
イベント続きがようやく一息ついて少しづつ平常運転に戻ってきました。
そこで今日のお題は「同じ商材、同じビジネスがすぐ隣にある以上その前段階が大切な時代」です。
もう誰も手を付けていない、一昔前の言葉で言えばブルーオーシャンなんて存在しない時代です。
もうすぐ隣に同じ商材やサービス、ビジネスそのものがもろ被りな業態はほとんどではないでしょうか。
そんな時代に弊社のサービスは~というのは響きにくいですよね。
商材の内容だけではその隣の方と同じにしか見えなないんですよね。
だからこその前段階が大切でよってお話です。
- 自分がお客の立場なら誰に頼みたいか?

寝ているわけじゃなくて・・・なぜ人前に立つときはネクタイなのかということです。
これが答えなんじゃないでしょうかね。
自分が依頼する側だった時に誰に相談するのか?
仕事を依頼したいのか?
見ず知らずの人よりも身近にいる人の方が良いでしょう。
身近にいるなかでも、胡散臭い人よりの信用のおける人の方が良いでしょう。
信用のおける人のなかでも、キチンとしている人のほうが安心してお願いすることが出来ますよね?
もう言い尽くされていますが、モノのサービスも十二分にいきわたりあらゆる分野でコモディティ化(均一化)が起きている時代にその商材ばかりで攻め立てても嫌われてしまうかもしれません。
その前段階である自分自身をどうにかした方がいいんじゃなかということです。
頭髪であったり、ボディメイクであったり、肌艶、所作は大切ですよね。
だからこそマナー教室や研修といった仕組みが活況なわけです。
そしてボクの仕事である身だしなみもそれにあたります。
自分が何者であるのか?何をしている人なのか?立場に見合う姿にした方が安心される人になるのではないでしょうか?
それは必ずしもスーツが必要ということではなくて、スーツを必要としないのであれば無理してスーツを着用する必要はないですしむしろ着用しない方が良いです。
なぜなら単なるコスプレにしか見えないからです。
逆も然りで、クールビズだからといってむやみに半端なカジュアル化はしないほうが良いでしょう。
かえって違和感しかない人になりかねません。
自分の立ち位置にふさわしい身だしなみを貫いたほうが結果的に信頼されて、安心出来る人になれるはずです。
長年アパレル業界に携わり、時代の移り変わりを見てきたボクが確実に言えることはこれなんです。
毎回同じことを言っていますが、これに気が付く人とそのままな人の差は開く一方なのを間近で見ているボクだからこそハッキリ言えるのです。
身だしなみは一朝一夕では身に付きません。
じっくりと腰を据えて取り組んでいきましょう。
そしてそれは苦痛なことではありません。
むしろ自分がより良い人になるのですから。
ボクはその身だしなみをトータルでお引き受けできる数少ない仕立屋です。


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