ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ビジネスパーソンがスーツを着る、この意味は何なのか?
スタジオにお越しいただけるお客さまから色々な情報をいつもいただいているのですが、最近特に気になるのが人の手を介さずにスマホで完結できるオーダーメイドに関すること。
少し前にもZOZOオーダースーツが話題になっていましたが、これはボクの前職であるコナカでも取り組まれていますし、その他の大小さまざまなアパレル企業でも取り組まれています。
スーツに関しては今後オーダーメイドが主軸になっていく位どこも力をいれています。
何故か?
もう既製服を大量に作って売れる時代じゃないから。
- オーダースーツはどこまでも利便性追及するモノなのか?
今回はオーダーメイド事業がどうのということではなくて、オーダースーツにそこまで利便性を求めるべきなのかってこと。
ただのモノとして捉えるなら、ありかもしれません。
モノつまり消耗品という価値観。
ダメではないし、ファストファッションをはじめとするそういうライフスタイルがありますからそういう人にはいいと思います。
スマホで注文出来て、放っておくと勝手に届くというシステムなんでしょうか。
今の時代のモノとしてのオーダーのあり方なんでしょうね。
スーツが単なるモノとしてだったらね。
ボクが思うにそれだとただの既製服となんら変わらないですよね。
ただ何となく色が選べるだけなのかなと。
ボクの営業支援スーツとはその逆なんですよね。
- あえて人を介して手間をかけるアナログなやり方に意味がある
人を間に挟まないで自動化する、簡略化する。
それも必要なことでメインカルチャーとしてはありでしょう。
ボクはあえて人を挟んで手間をかけることそのものに価値を見出して欲しいと考えています。
人間は感情のある生き物ですから、生き方全てをロジックで割り切ることなんて出来ないと思うのです。
時間もコストももったいないという考えは否定しませんし、むしろ大切なことです。
では、我々ビジネスパーソン全てが無機質な働き方をしているわけではないですよね?
そもそもその無機質な働き方はAIやロボットが代わりにしてくれるようになりますから、そんな人は職を失うこになるかもしれないと盛んに言われています。
- ビジネスパーソンがスーツを着る、この意味は何なのか?
無機質なビジネスであるならスーツなんて要らないはず。
相手がいるからスーツなわけでしょう?
そしてその相手も人間なのです。
感情があるわけですよね。
そういう心に響くのがスーツなのではないでしょうか?
スマホでポチでは汲み取れない感覚を共有して形にすること。
微妙なさじ加減は人間のまさに感性そのもの。
ボクの感性そのものです。
それを磨いて、信じてもらって成立するのが営業支援スーツなのです。
- 結局はスーツに対する価値観をどう判断するかになっていく
スーツとは今現在の全世界でもっとも装いとして成立している服装です。
にわかの日本のクールビズという文化では太刀打ちできない歴史があって、それは今も現在進行形なのです。
服飾は文化ですからいつかは別の形態に変化していくでしょう。
その時はその時で変えればいいんです。
しかしながら、今ビジネスパーソンに装いが必要なのであれば、それはスーツになるでしょう。
相手がいるビジネスであるならば、なおさらです。
そしてどうせ装うならば、濃いけど感性や感情を、羽織った時の高揚感、信頼感のある一着なほうが良いのではないか。
さらにそれに必要なのは、スマホでポチるだけではなくて人と人との対話ではないか。
ボクという人間のさじ加減を信じてもらえることこそ必要とされているのではないかと思っています。
スーツという服装に対してキチンとコストをかけたいと思われるのでしたら、ボクにお手伝いさせてください。
ボクは消費物としてではない価値に対して、それ以上に真剣に取り組んでいます。
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