ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
オールシーズン生地というのがあります
正確にはそう表現する生地があるということです。
時期的な部分もありますが、このオールシーズン生地の評判がいいんです。
時代が求めている部分の一つではないかと思います。
- クールビズという言葉が時代を変えてしまった
近年のクールビズというビジネススタイルが定着化し、さらに独自の変化を遂げてきました。
元々はCO2の排出基準を抑えようとした京都議定書を満たすためにお上の号令の元、ビジネス商機と捉えた民間の思惑と一致した一大ビジネスに発展したスタイルです。
それはエアコンの温度を28度に設定して、エコにしませんか?
それでもある程度快適に過ごせるように軽装化しませんか?
というものでした。
それがいつしか、なんでもありのカジュアル化になり、ポロシャツ短パン、アロハまでOKでしょ、ってことになってしまいました。
昨年辺りから、さすがにやり過ぎでしょうという揺り戻しが起きてきているというのが時間軸です。
- 真夏はネクタイしなくていいし、ジャケットなんて着ない文化が根付いてきた時代
7月8月、そして9月も間違いなくネクタイなんてしませんよね?
むしろネクタイしている人のほうが白い目で見られるなんてことありませんか?
ジャケット着ている人のほうが大丈夫か?なんて見ていませんか。
そういう認識になっている時代に、アパレル業界は変化していないのです。
それはどういうことか?
単に春夏、秋冬という二つのくくりでしか表現できていないということ。
スーツも春夏と秋冬というくくりでしか表現出来ないのです。
それはそれで大事ですし、必要なんですけどね。
- それだけでは足りない時代になっている
夏にはもう上着を着ないのですから、その手前まで快適に使えて、秋口にまたちょうどいい一着があっていいじゃないですか。
それがオールシーズンというボクの考え方です。
これが結構求められていると思いますよ。
一般的な春夏生地のように平織ではなく、秋冬生地と同じ綾織です。
目付を落として軽くして、さらに撚りを強めにかけてハリコシを持たせている生地ですね。
こうすることで、実に使い勝手のよい一着が出来上がります。
季節の変わり目あたりにすこぶる快適です。
装い的にも、安心して使える一着になります。
無論100%無敵というわけではありません。
真夏の炎天下が暑く、真冬の寒風には寒いですよ。
それらを同時に防ぐことは出来ませんが、まあままなんとかなるという一着になるということです。
その分、どっちつかずの季節には無敵でしょう。
結果的にはオールシーズンいけちゃいます。
春夏スーツをどうしようかなって迷われているのであれば、オールシーズン生地で仕立てるのをオススメしますよ!
きっとどうしようかなって答えがそこにあるはずです。
気になる時はまずはボクにご相談下さいね!
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