土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
今日はオーダーメイドとは全く関係ない話。
ダウンジャケットってお好きな人は多いですよね。
ダウンのアレルギー等がなければほとんどの人は一着はお持ちではないでしょうか。
やっぱりすさまじく快適ですよね?
モンベルのイグニスダウンが快適過ぎる件について
先日ふと衝動買いしていたんですよ。
モンベルのダウンジャケットを。
ふらっと見てたらよさげな感じで、試着したら気に入って、たぶん見つけて購入するまでに2,3分くらいだった気がします。
ほんまにパッと買ってしまった。
後々調べたら、これは良いお買い物だったんじゃないかと気が付き、記録しておこうかと。
モンベルというと山登り好きなオジサンのブランド的な?そんな感じの印象を持ってはいたんですが、どうやらそれだけではないんですね。
今回ボクが購入したのは・・・
イグニスダウンパーカ
というやつです。
これですね、もう他はいらないんじゃないかと思えるくらいに快適な保温力があります。
マジでこれすごいです。
忖度なしに、別に企業案件とかなしで。
どのように使うかは人それぞれですが、現実的な街着として考えればこれほど考えられたダウンはないんじゃないかな、と思えるのです。
良いと感じた点は一つ。
軽いの暖かい
これに尽きます。
実際にお店で手に取ると分かりますが、ものすごく軽い。
公開数値では278ℊと、薄手のセーター一枚より軽い。
これ逆に言うと、もうちょっとダウンを詰め込んで欲しいな感じるくらい物足りなさを誰もが思うはず。
パンパンに詰め込んだダウンジャケットに比べて明らかにインナーダウンに思えるくらいふっくら感はないです。
表生地や裏地の素材も重量を感じないものにしてあるだけあって着用しているときに重さは全く感じない。
にも関わらず、非常に暖かい。
この物足りなさを感じるのに暖かいという不思議な感覚。
フカフカさを求める人には合ってこないですが、純粋に暖かいと感じたい人には合ってくるはず。
ボクは仕立屋さんである以上、獣毛関連はプロとして目利きが出来ますが、ダウンはちょっと素人ですが、その素人目からみてもこの1000FP(フィルパワー)という数値はうなずけます。
今のところ世界最高数値をたたき出しているダウンだそうですね。
コンポジション的にもダウン95%とフェザー5%と、90%と10%のような微妙なかけ合わせが多いダウンジャケットに対してより本気さを感じる配合にしているところも良いです。
だからこそ体感できるのかな。
これはおそらく雨風を防ぐ(ウォーター&ウィンドプルーフ)ゴア社のゴアテックスインフィニウムという生地を使っている影響もあるのでしょう。
これで冷気をかなり遮断している気がします。
さらに裏地はなんと7デニール(デニールとは簡単に言うと化繊の糸の太さを表す単位)と極軽量糸の高密度織物になっています。
これによって表面は雨風防ぐしっかり感があるにもかかわらず、内側はスベスベなので軽く感じるのでしょうね。
- 思うに
普通の人が普通に着るなら最高ではないかな。
厳冬期の山岳地帯やそれに近しいアウトドアではちょっと物足りないでしょうけど、都心部における日常のダウンジャケットが欲しいと思う用途ではすこぶるご機嫌に過ごせるのではないでしょうか。
モンベルというブランドは確かにタトラスでもモンクレールでもピレネックスでもピューテーリーでもなく、ゴールドウィンでもないわけで、そのあたりをどう捉えるかということと、ファッションととらえた場合のコーディネートやバランスは考える必要はあります。
合う人には合うけど、合わない人には合わないでしょう。
ボクは気に入りましたよ!
もし見つけたらぜひ羽織ってみることをお勧めします。
この軽さと暖かさのバランスはウールコートにはない魅力がありますね!
2024年3月追記:
一年使ってみて実際にどうなんだっていう忖度なしの感想もまとめてみました。
モンベルのイグニスダウンパーカからこの記事にアクセスされる方がとても多いので、ご参考になれば幸いです。
簡単に結論を言うと、条件付きで買いですよ。
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