土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
衣替え
日本独自の習慣であり、素晴らしい文化です。
四季のある日本で、繊細な感性をはぐくんでいたからこそ身に着けてきた装いの歴史です。
一説には平安時代から続いているそうです。
現代に生きる我々ビジネスパーソンにとっても非常に有益であり効能もあるこの衣替え。
ぜひ活用して活躍の場を広げてもらいたい。
- そもそも衣替えをする意味は何なのか?
昔話ではなく今そこにある現実として我々ビジネスパーソンに何のメリットがあるのか?という話ですが、とても大ありです。
これは営業支援スーツの概念そのものである「装い」に関係しています。
装いとは相手の感性にゆだねられるというのはもう何度もお伝えしておりますが、衣替えはまさにそれが当てはまります。
極論を言えば、冬に夏物、夏に冬物を着て商談に行けばドン引きされちゃいます。
それが大きなプロジェクトや絶対に決めるべき大切なプレゼンの場であったならそんなことはしないはずです。
その切り替えるターニングポイントが衣替えです。
四季のある日本ではその区切りを大きく分けて春夏と秋冬と分けてきました。
厳密には四季ですから4つになりますが、現代のビジネス環境では2つに簡略化されています。
そしてそのポイントが春と秋というわけです。
そして、そのタイミングは期末と新年度が始まるタイミングでもあります。
このビジネスイベントと服装をリンクさせることが出来るようになると凄まじく評価が上がることになるでしょう。
- 我々ビジネスパーソンにとって衣替えはいつなのか?
では我々ビジネスパーソンにとって衣替えはいつなのか?というとボクの答えはこうなります。
桜が咲く頃から4月の後半(ゴールデンウィーク前まで)に行うこと。
アパレルの世界では2月に入ると春夏物に切り替えるという習慣が一般的です。
なぜかと言えば、簡単で春夏物を店頭に並べていますから、それを販売するために切り替えるということです。
装いの概念からすれば当たり前ですね。
では通常のビジネスの環境においてはどうかと言えば、早すぎます。
まだまだ冷え込んでいる日もあろうかというタイミングで無理やり春夏にするのは逆効果でしかありません。
体調を崩してしまえば、それこそご時世的に何を言われるかってことです。
ボクはプロとしてみなさんにお伝えしているのはあくまでも現実的な使い方です。
無理や我慢はなんの意味もありません。
ビジネスをあくまでも成功に導くためのツールが着こなしですからね。
その手段が装いです。
手段を目的化する必要はありません。
ということで、切り替えるタイミングとしては桜が咲くころからが良いでしょう。
よって地域によって違いますし、その年の気候によっても違います。
そして4月に入ってからでも良いです。
まだまだ冷え込みが続く可能性もあるかもしれません。
太陽の活動もポールシフト中なのか元気がないと言います。
そんな時は4月中も無理をしないで衣替えのタイミングを探りましょう。
ここで注意しないといけないのは、当たり前ですがバリバリの冬物ではなく合物(オールシーズン物)にしてバランスを保つこと。
コートは春物やスプリングコートにして冬感を出さないこと。
そしてどんなに寒さが続くこともゴールデンウィーク前には完全に切り替えること。
もっともそんなに引っ張ることはないと思いますが。
あくまでもその猶予期間だってことです。
無理なく移行させる。
これが一番のコツです。
- 最後に
衣替えは日本人のDNAに刻み込まれている素晴らしい習慣です。
無意識レベルで誰もが認知している文化だからこそ、これを意図的に使うだけで効能が発揮されるというとても単純ではありますが、期待できる身だしなみ術です。
だらしなく着こなすことが当たり前になってしまい、それをヨシとする文化も浸透してきている現代において、むしろこういう心に響く習慣をぜひ実践してみていただきたい。
間違いないですから。
もちろんただの春物や春夏物すればよいわけではないですからね。
ではどんなモノならいいのか?
それは・・・・
もちろんボクに相談ということですね!
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