土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
信頼を損なうようなことを続けていると堕ちていくばかりになる。
当たり前ですが。
いきなりですが。
- 仕立屋さんという職業は実はとても敷居が低く、誰もが自営で始めやすい
そう、誰もが仕立屋さんと名乗るだけで、もう立派な仕立屋さんになれるのが現代のこの業界です。
厳しい修行も、練習も、下積みを何年もする必要なし。
板前さんのように皿洗いだけなんてことはまずありません。
まったくの未経験で即仕立屋と名乗れます。
そういう仕組みが存在します。
みなさんもいかがでしょうか?
と良いことづくめ・・・だけではないのですよってこと言いたいかなと。
あまりにも敷居が低すぎて、責任感のない人が異様に多いのもこの業界の特徴です。
いったい都内には何人の仕立屋さんがいるのか正確な人数は分かりません。
相当いらっしゃるのは間違いない。
では、その全員が信用出来るか・・・と言われれば???を付けざるを得ないのもこの業界の特徴でもあります。
というよりも、そんなお困りごとの相談がちょいちょいボクにやってきます。
注文したのに音沙汰が無い・・・
生地代金、縫製代金を払ってくれない・・・
挙句の果てには、消えるとか・・・
ま、仕立屋云々の前に、人としてどうなのかってこと。
敷居が低いからなのか、そもそも論を言わざるをえないようなことをする人もこの業界にやってくるのがボクにとってのお困りごとです。
ただでさえカオスなのにさらに荒らしてくれている。
この世界に入ってこないでくれと言いたい。
消えた後にどうなったかんて知りませんし、知る由もないし、知りたくもありませんが、そんな人が次に日の当たる世界でやっていけているとは思えないですよね。
ま、自分に合う世界にいければいいんですけど。

規制あり、じゃないからこそ信用第一で。
信頼を損なうようなことを繰り返していると、そんなことをするのが当たり前の世界に堕ちますよ。
そうならないように、精進しましょう。
という、業界の人への独り言です。


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