土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
世の中オンラインの時代が来る来ると煽りまくられている時代ですね。
オンラインをしていないと滅びます的な、なんにでもオンラインに結び付けていかないといけない世の中なるそうですよ。
お洋服はすでにEC(ネット販売)の仕組みが構築されていますから、とても大きなくくりとしてはオンラインという手法を取り入れること自体はさほど問題にはならないでしょう。
そういうお洋服ならね。
触れずに手に入れて、そのまま触れずにすぐにメルカリ行きになるくらいの価値しかないその程度のお洋服ならばいいんじゃないかな。
そういうジャンルのお洋服もあって良いです。
多様性を受け入れられる成熟した世の中ですからね。
でも、それが世の中の全てでもない。
そう単純に振り切れるほど、この世は単純ではない。
お洋服とは個人の感覚や感性、感度という心に響く要素が大きいから。
一律同じ作業する為の安全服というカテゴリならまだしも、なんらかの目的があってお出かけなりオンラインに参加するからこそお洋服が必要なわけで、そこにはその着る人の好みが反映されるわけですよね。
気に入らない服は着ませんよね。
そんな服で大切な用事で使いませんよね。
デートで着ないでしょ。
- 触れてみることで実感出来るのがお洋服
人間には五感がありますよね。
その中でも視覚ばかりを優先しすぎても疲れるだけじゃないでしょうか。
視覚以外にも聴覚、嗅覚、味覚、そして触覚がある。
視覚以外のこの感覚って大事じゃないでしょうか。
なんでもモニター越しの資格に頼っていても、お洋服に限ってはやっぱり心にまで伝わらないんじゃないでしょうか。
ダメじゃないですよ。
仕組みはすでにあるんだし、実際にECでの取引量は凄まじい数字をたたき出していますから。
でもその程度の服でしかないような気がするんですよね。
触覚って、心に響きませんか?
視覚以外のこの触れて感じることって、価値がありませんでしょうか?
触れることによって、あれこれと想像出来ませんか?
今度のお仕事に使えそうだとか、食事に行く時にいいかなとか、一枚羽織りたい時にいいかもってね。
なんでもオンラインを取り入れるのもいいですが、実際に触れてみることが出来るお洋服って価値があるんじゃないでしょうか。
それってものすごく幸せなことじゃないかな。
実店舗ってホント価値がありますよね。
お洋服に触れることが出来るってことを大切にしていきたいなと、最近そんなことを考えています。
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- ゆく年くる年 - 2024年12月31日
- 本日で2024年の納めとさせていただきます - 2024年12月30日
- 作業用のBGMにどうでしょうか? - 2024年12月29日
- 年末年始のお知らせ - 2024年12月28日
- 新年の着こなしの方向を探してみよう - 2024年12月27日