ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
自分好みな一着が正解とは限らない
今日はこの話題を。
「自分好みな一着を作れます」
ボクはスマホでもPCでもこんな広告を良く見かけます。
アパレル業界にいると必然的にそんなアド広告が表示されるのです。
そこでボクなりにちょっと思うことを。
自分好みな一着を作る事は良い事なのですが、それが正解とも限らないという現実。
営業支援スーツというビジネスにおいて装いで結果が違ってくるという事をお伝えしている身としては、やっぱり伝えておきたいのです。
果たしてその今好みと感じるそのスーツは自分にとってベストなのかということ。
世の中には探せばオーダースーツ は簡単に手に入るはずです。
もはやスマホさえあればお店にも行かずに自分で採寸して(自動的に出来て)品物が届く時代です。
ものすごい便利な時代ですよね。
好みな一着が手に入るのですから最高です。
しかも手間もかからないのでしたらもっと素晴らしいですね。
そう、好みを手に入れる事はとっても良い事なんです。
ここは間違ってはいけません。
ポイントはその好みと感じる部分が自分にとってプラスに働くものであるかどうかという事なのです。
ややもすると自分を下げてしまう可能性もあるということです。
服飾は時代を表す文化であり、そして自分の立ち位置を表現してくれる最高のツールです。
立場、立ち位置が変化すればその表現方法は異なっていきます。
素直に役職に応じた服装、そして自分の考えを表現する服装にした方が良いでしょう。
そういった意味で服装でわざわざ自分の価値を下げてしまってはもったいないですよね。
これは決して派手にするとか、偉そうにするという意味ではないですから、お間違えないように。
自分らしさとは芸人みたいな服装にしろとか成金のオジサマになれという意味ではないんですよ。
あくまでも自分のビジネスに沿ったあり方を表現するということで、それは特殊なことではないんですから。
さて、みなさんの自分好みは自分の立場に合っていますか?
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- お得な現物生地セール! - 2024年12月9日
- デニムで仕立てるドレスパンツ - 2024年12月8日
- 出張先にスタバがあるとうれしいボクです - 2024年12月7日
- あと少しを叶えるオーダーネクタイで気分よく過ごしてください - 2024年12月6日
- スーツはスタイリッシュにいこう - 2024年12月5日