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誰がアパレルを殺すのか?

ターナー(土方)です。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

誰がアパレルを殺すのか?

ほんのちょっと前にかなり評判になっていましたね。

今もかなり評判になっていると思いますけど。

 

自分事ですが、一ヵ月少し前に引越しをしまして生活スタイルを改め直しています。

朝読というのが流行っているんですかね?

流行りは分かりませんが、ボクのライフスタイルを見直すにあたって、朝の時間を書籍を読む時間に割り振りを改めました。

時間にして20分少々だと思いますが、活字を読むというのはスマホで流し読みと違って記憶に残りますね。

結構新鮮で面白い発見です。

ということで、中々読めていなかった書籍の一つであるこの本「誰がアパレルを殺すのか?」を読みました。

 

  • アパレル業界の人は読む必要はないんじゃないか?

前半から中盤にかけて、この業界にいる人間ならば誰もが分かりきっている現状を赤裸々に書き上げています。

こんなもんなんですよ。

アパレル業界なんてのは。

この業界ではない人には参考になると思います。

そして、この業界の人は読む必要ないんじゃないですかね?

だって分かっていたってどうせ変われないから。

いつまでたっても変わらないし、誰が殺すのかってそりゃ自分でしょってことに気づいているにも関わらず、ずっと誰かのせいにしたいでしょってこと。

中盤にあるとある百貨店へのインタビューがすべてを物語っていますよね。

ボクもそのアパレルの端くれにおりますし、昔はその中にどっぷりと浸かっていましたからよーくわかります。

今はそこから抜け出していますからホントによくわかります。

この著者はよっぽどアパレル業界にトラウマをもっていらっしゃるくらいの書きっぷりには感心しました。

アパレルスタッフさんを消耗品のように使い捨てにしていく部分などは経験したのかなって思えるくらいフツーは業界に媚び売って書けない内容だと思います。

 

  • 解決策は何なのか?

詳しく書いちゃうとこれから読む人にとって面白味がなくなっちゃいますから、サラッとボクが思うことを。

後半はそれでも伸びている、または新しい切り口で頑張っている企業にフォーカスをしています。

キーワードはやはりITなんでしょうか?

どうやったら既成概念の外でアパレルが売れるのか?売れているのか?などの取り組みが紹介されていました。

ボクの感想としては、それって今に始まったことじゃないでしょって思った。

IT系を使ったアパレルの取り組み自体は、インターネット黎明期からありました。

テクノロジーとして未熟なだけであって、実は常に新しい取り組みはなされていたんですよね。

結果論として近年のスマホをはじめとするモバイル端末の普及や、AIをはじめとする膨大な情報の処理能力、伝送スピードの向上がようやく実を結んだに過ぎないと思っています。

昔じゃ出来ないことが手元で簡単に出来る時代ってことですから、それを利用していくのは当たり前ですよね。

そして、今回取材などで示されていた企業は、今現在の利用可能なテクノロジーを使っているに過ぎないということ。

これは何を示しているのかというと、5年後にはまた未知なるテクノロジーによって今のテクノロジーは陳腐化しているのではないかということ。

そして、また新しい著書として、ふたたび誰がアパレルを殺すのか?が生まれるような気がします。

テクノロジーに頼っている限りは永遠にその呪縛から逃れることは出来なくなる。

 

  • とどのつまるところアパレルは儲からない

アパレルで儲けることが出来るのは、血も涙もない冷徹な判断を下すことが出来る機械だけかもしれません。

人を介している限りは儲からないでしょう。

でもね、そこがボクのやりたいことなんですけどね。

なんでも機械や人工知能、IOTなどが入り込んで自分に合った服を選んでくれようが、自宅いながら勝手に届けてくれようが、それは単なるモノでしかない。

洋服をロジックで考え、単なる消費財であるモノとしかとらえていないと、飽きられる。

これは産業革命以降モノと消費の関係性を鑑みればわかることじゃないかと。

 

  • ボクは手間のかかることをしたい

人間には感情があります。

機械にもいづれは感情が生まれるかもしれませんが、エモーショナルな部分は人間にしかない。

人が人であるがゆえに、その感情を大事にしたい。

そもそもその洋服って感情と密接な関係がありますよね。

気分の浮き沈みと着る服は同調するでしょう。

そして、そんなお洋服を手に入れるためには、人を介して、あえて手間かけたほうが思い入れが湧くのではないでしょうか?

ただの作業服ならなんでもいいでしょうけど、そうではないお洋服、ボクが扱うオーダーメイドのスーツには感性が必要なのです。

そしてその感性を求めているからボクがこうしてお仕事として成立していると思っています。

オーダースーツ業界も派手に儲けようと考えれば人を介さない方向に行くでしょうし、現にそれはもう存在しています。

スマホで注文出来るとかね。

それじゃあつまらない。

ボクはそんな時代だからこそ、感性を揺さぶるような手間をかけていきたいと改めて思います。

だってそのほうが楽しいでしょう?

袖を通したときに、気分良くなるでしょう?

なんとなく人目を気にしたくなってしまうでしょう?

そういうの力がオーダーメイドに限らずアパレルにはあると思っています。

 

どうも書評からそれちゃいましたが、それだけこの書籍は面白かったし、考えさせられました。

ということはやっぱりアパレル業界の人も一読したほうがいいのかな?

まだお手に取っていない方はぜひ。

異業種の方にもオススメですよ!

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土方 洋
「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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