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ズボンプレッサーは使ってもいいのか?

こんにちは

 

スタジオ ココアッソ

代表の土方(うさぎのターナー)です。

 

ズポンプレッサーというものがあります。

ご家庭でお持ちの方はそう多くはないと思いますが、

ご出張が多い方には、ビジホで必ず見かけると思います。

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こういうのです。

 

 

そこで、先日ご質問を頂きました。

「ズポンプレッサーって使っても大丈夫ですか?」

 

そこでボクの回答です。

 

「ダメです。」

 

 

 

正確には、ボクのお仕立てさせていただいたスーツはダメということです。

何が何でもダメというわけではないのです。

今回はそのご説明をしていきたいと思います。

 

 

・生地が傷みます。

現在存在している生地は国産であろうが、インポートの生地であろうが、

昔(高度成長期)と比べて、まったく別物になっているからです。

何度もここでお話していますが、デリケートになっているんです。当時と比較すればですよ。

生地の価格、グレードも関係ありません。

ほぼすべての生地が今の時代はズボンプレッサーに耐えられなくなっています。

ウールというのは、それ自体が呼吸している繊維なんです。

ウロコがあると前にもお話しました。

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これが、湿気を含むと、閉じたり、開いたりして調湿してくれるんです。

繊維の中に染み込まずに、その表面でコントロールしてくれるんですね。

だから、夏は涼しい、冬は暖かいんですよ。

 

と、話戻して、

このウロコが溶けちゃうんです。

昔に比べれば、デリケートになっているから、溶けやすいんですね。

すると、何が起きるのか?

 

テカる。

 

テカっちゃうんです。

そうなると、もう元に戻りません。

それだけズボンプレッサーに入れるということは、過酷な状況下においてしまうということなんですね。

 

 

・形が保てなくなります。

パンツというのは立体なんですね。

一枚の布地から立体を作り出すのです。

そして、人間の体は曲線になっています。

その曲線に合うように、立体的に作るんです。

それを、また2次元でプレスすること自体が無理があるんですね。

形が崩れちゃうんです。

上手くいかないはずです。

 

 

出張中で、プレッサーを見かけると気になっちゃうのはわかりますので、

解決方法をお教えします。

シャワー浴びたら、湯気が出ますよね。

その湯気に少し当てておいてください。

ユニットバスタイプなら、仕切りカーテンのところにハンガーで引っかけておいてください。

数分でいいですよ。

そうしたら、

携帯式でもパンツハンガーがあるはずです。

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 パンツハンガーで逆さ吊りで部屋に置いて休ませて上げてください。

シワも翌朝には取れていると思います。

ベルトは出張中に限り付けっぱなしでいいでしょう。

重しになるから、シワが取れやすいです。

普段のご自宅ではちゃんと外してくださいね。

 

まとめ

 

基本ズボンプレッサーは使わないほうが良いでしょう。

ズボンプレッサーを使うのは日本人だけとも聞きます。国民性なんでしょうかね。

これも考え方なので、

割り切って使っているパンツならガンガン使って構いません。

上記のようになっても、折り目が欲しいという人向けってことです。

大事に、長く使っていきたいパンツは使わない。

 

もし、出張中に迷ったら思い出していただければ、うれしいです。

 そんな感じです。

 

 

普段何気ないことで、どうしていいのかわからないってことありますよね?

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なるべくわかりやすくご説明していきます。

人生相談は要相談(苦笑)

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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