ターナー(土方)です。
普段何気なく着用しているそのお洋服。
その一着には多くの人の愛情が込められているんです。
それがなぜなのかをご紹介したいと思います。
すごいでしょう?
こうやってお一人お一人のスーツを丁寧に、大切に作り続けていただいているのです。
日本のオーダーメイドで作る職人さんの平均年齢は65歳を超えています。
昨年も一つ工房が消えました。
技術継承もすることなく消えてしまっています。
ボクが信頼している工房さんは、未来に見向けて投資をしていただいています。
次の世代の職人さんに伝承してくれています。
そして、時代に合わせた機械に投資してくれています。
失われた時代にほとんどの工房は新しく機械を、例えばミシンやプレス機を買い替えるだけの力を無くしてしまいました。
でも、この工房はしっかりと未来に投資してくれているんです。
このように職業として誇りをもって働ける、そして楽しく働ける環境を作りつつ、時代に合わせた機械を導入し、そして技術の伝承をしてくれています。
普通の人はですね、ハサミでまっすぐに裁断することすら出来ないでしょう。すごい高度な技術を持っています。
えーとですね、
ボクもはばかりながら、少々ミシンを踏んでいた経験があるからよくわかるんですけど、糸替え一つとっても、すっごいメンドクサイ手間がかかります。
ミシンもメンテナンスや万が一の針の混入とか本当に手間がかかるんですよ。
それを、見事にこなしてくれているんです。
今の時代、これからの時代に合わせたモノ作りをしてくれているんですね。
だから、ボクは少しでもそれを、この日本で新しい世代に生まれ変わろうとしている工房さんと共に歩んで行きたいと思うのです。
昔は川上とか川下とかそんな言葉がありました。
ユニクロをはじめとするSPA(製造小売り)業態が一般化し、下請け工場は絶滅の危機に瀕しているといいます。
ボクはですね、偉そうなことを言えるような立場ではありませんが、ボクも、お客さまも、そして職人さんたちもみな対等な関係だと思っています。
誰が偉いとか上だとかありません。
みな同じ人間です。
みんなしあわせを思い描き生きています。
みんながしあわせになってもらいたいんです。
ボクは、このオーダーメイドスーツでそのお手伝いをしているだけなんです。
もうおわかりになったと思います。
みなさんが今まさに着用いただいている、その一着には、本当に多くの人の愛情が注がれているんです。
その愛情が込められたスーツこそ、「営業支援スーツ」となりえるのです。
ここ一番の大事な場面に力と勇気、自信を与えてくれるんです。
普段の何気ないその一瞬を共に歩んでくれるんです。
装うことすら意識していることを忘れてしまうほど、快適に過ごせるんですね。
これはボクのスーツだけではありません。
どこのオーダーメイドスーツだろうと、既製服であろうと、どこの国で作られていようとも、そのたった一着の、今着ているその一着には、本当に多くの人の愛情が込められて作られているんです。
ぜひ、大切に使ってくださいね。
そしてもしお役御免になったスーツがあった時には、ありがとうと感謝の言葉をかけてあげてくださいね!
お洋服って素晴らしいですね!
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