ターナー(土方)です。
スーツ選びのコツ!
今日はコレのお話です。
「どれにしようかな?」
一番悩ましく、かつ楽しいのがこのひと時ですよね?
みなさんは、何を基準にスーツを選びますか?
ハイ、
ほとんどの人は色柄で選びます。
そうでしょ?
特定のブランドだったらなんでもいいって人は、ボクのスタジオではあまりいません。
やっぱり、お気に入りの相棒にしたいんですから、色柄で選びたいですよね!?
って、ことで、その色柄で何を基準に選べばいいのか?
色の答えを言っちゃいますね。
ネイビーかグレイの2色だけでいいんですよ!
参考にしてね。
これで、終わりじゃ面白くないね。
何故なのか?
せっかく好きな色柄選びたいのに、縛りがあったら楽しくないじゃないか?
そう思うのはもっともだと思います。
ここで、定義を決めておきましょうか。
ボクのスーツの基本である「営業支援スーツ」ってことが前提です。
着ているだけで成績が上がっていくスーツってことです。
お仕事でスーツを着るという前提ですね。
そう考えると、実は選択肢が限られていくんですね。
ブラック、ネイビー、グレイ、ブラウン・・・現在選択肢としてありそうなのはこの4色くらいでしょうか。
もちろん、パーティやブライダル、ジャケットやステージ衣装はこれに当てはまりませんよ。
それは別の話ですね。
で、リアルビジネススーツとして、考えるとこの4色くらいしかありません。
でも、現実的には2色のみです。
それがネイビーとグレイです。
ブラックとブラウンは選択肢に入りません。
それをお話しますね。
- まず、ブラックです。
もう20年くらいは経つでしょうか。この色がビジネススーツに入り込んできたのは。
コートも合わせて、このブラックがある映画をきっかけに入り込んできました。
「マトリクス」
これで一気に、ブラックと言う色がビジネスシーンに認知されてしまいました。
それまで、このブラックと言う色は、ビジネスではタブーに近かったんですけどね。
一部のセレクトショップに少量あるだけで、ほとんど存在していませんでした。
そのタガが外れてしまって、今日に至ります。
売る側、買う側の思惑が一致して、今では何故かリクルートスーツまでブラック指定です。
このブラックという色はビジネススーツになりえない色なんですよ。
世界でもっともスーツを着る民族である日本人特有なのかもしれません。
もうその他大勢の中に埋もれること、横並びになる、そういう時代ではありません。
ちなみに欧米ではビジネスシーンにおいてブラックは使いません。
誰かが仕掛けて、いつの間にやら、定着し、知らずにそれを次の世代に継承してしまっているのです。
売る側もどうかという問題もありますけどね。
脱却しましょう!
このブラックと言う色は、もっとも強い色ですからこれをずっと着つづけていると抜け出せなくなります。
でもね、このブログを読んでいるということは、その意思があるということです。
抜け出しましょうね。
- ブラウンと言う色。
これ、日本人の肌質に合わないんです。
ブラウンと言う色は、もともと自然と調和しながら生きていた日本人には馴染のある色です。
和装ではしっくりくる色です。
和染で渋柿色とかありますでしょ?
イイ色なのですが、洋装ではしつくりこないのです。
ブラウンの色のイメージとしては、「温厚、温和、伝統、調和」といった効果がありますが、スーツにした時に真っ先にくるイメージがあります。
「オッサン」
これが染みついてしまっています。
これが覆らない現在では無理して挑戦する必要はありません。
これはあくまでも、上下揃いのスーツの話ですよ。
ジャケットやパンツの単体だと話は変わります。
ということで、選ぶべき、揃えていくべきはネイビーとグレイの2色で十分なのです。
英国王室、各国の首相クラスの人達が何色を着ているのか?
ググればいくらでも出てくるでしょう?
それが正解だからです。
ちょっと話が長くなりかけているので・・・
- ネイビーの色のイメージ
「誠実、清潔、冷静、真面目」
- グレイのイメージ
「知性、控えめ、中性」
こんなイメージを与えることが出来ます。
これはビジネスにおいてとっても大事な要素です。
そして、この色のイメージによる効果と言うのはとても大きいのです。
なぜならばそれは人の潜在意識に働きかけるからなのです。
無意識に染みついていくこの色のイメージは、とても心強い味方になります。
上手く利用しない手はないですよね?
なりたい、もう少し正確に言いましょう、周りからどうイメージされるか、そこからスーツを選んでみる。
スーツ選びをするときに、これをまず第一優先として、選んでみてください。
既製服では選択肢は少なくなっちゃうかもしれませんけどね・・・
ボクのスタジオなど、オーダーメイドの仕立屋さんは、その生地の選択肢が膨大になってきます。
だから、その上で選べる楽しさがあるってことなんですね。
微妙に色が違うネイビーで迷うってのがまた楽しいってことです。
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