土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
装い
ボクがずっとお伝えしてきているワードです。
とても大切な概念です。
ファッションとは違うこの概念を認識出来るようになるとお仕事以外の場においても着こなし方が分かるようになります。
簡単に言えば装いとは相手が感じる想いのことです。
ファッションとは自分事です。
どんなにおめかししようが、勝負服を着ようが、超高級ブランド品で身を包もうが相手に理解して欲しい自分が伝わらなければ意味がないですよね。
こんなに頑張っているのになんでわかってくれないの!?的なアレです。
そうじゃなくて、相手への思いやりなのです。
面談先の相手がどんな方なのか、どんな場面なのか、どういう状況なのかを理解し、それに寄り添う服装にするだけでコトが進むことってありませんか。
それが装いですね。
それがタイトルです。
装いとは奇をてらうことではないんですね。
正統派とかカジュアル化とかいろいろありますが、それも相手からしたら全く関係が無い話というわけです。
どんなに時代がカジュアル化と叫ばれようが、ご自身のビジネスや会社がいままで築き上げてきたイメージを信用してお取引してくれるクライアントから拒絶されてしまっては意味がないですよね。
情報が溢れ錯綜し、AIが勝手に調べて圧倒間におまとめしてくれてしまう時代。
何も奇抜さや流行りどころにのっかるだけが正解ではないのではないかなとボクは感じています。
ボクは仕立屋として様々な場所でそのリアルな部分をのぞいてきたからこそそれがとても分かるのです。
脱スーツと叫ばれはじめてずいぶん経ちます。
それでもちゃんとした正統派のスーツが必要な人は自信を持って着こなしましょう。
迷わないでくださいね。
派手さは無くても、奇をてらうこともありませんが、それが必要なんですよ。
もし迷っていらっしゃいましたら自信を持って、がっつりスーツスタイルを楽しんでくださいね。


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