ハリソンズのウール&リネンでありながらこれから秋にかけて最良となる生地

土方洋（ヒジカタヒロシ）ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

今年も猛暑続きで感覚がマヒしてきています。

35℃はこんなものかなとか、30℃は涼しく感じるとか。

人間の適応力というのはすごいですね。

これからもどんどん暑くなってもなんとかなる・・・のでしょうかね。

我々ビジネスパーソンにとってはなかなかに過酷な季節ですが、時期にこの暑さも和らぎます。

そうなるとようやくジャケットが羽織れる楽しい時期がやってきます。

一般的には秋というのはウールが主流となり、一部ではカシミアなどの獣毛繊維の混紡などが素材として挙げられるでしょうか。

そして、リネン（麻）という素材があります。

この植物繊維はその性格上、夏を連想させる特性がありますね。

この素材を使っていながら秋に最適な生地に仕上げているものがあります。

リネンをブレンドしておきながらその風合いをなるべく控えめにした織物にするとサラサラでありながらしっかりとした風合いになります。

夏物であれば平織にして通気性を高めますが、それをあえて織密度の高い綾織にすることでとてもバランスの良い生地にしあがるということですね。

英国のマーチャント（生地商社）であるハリソンズのインディゴというコレクションがありますが、まさにこれに該当します。

ハリゾンズは英国の会社だけあって、英国の織物の聖地であるハダースフィールドで生産されているものが多いです。

このインディゴもそのなかの一つとなっていまして、このコシの強さはそうどうなものです。

でも軽い仕様でサラッとしていてシワにも強いという秋口に最適な質感になっています。

いくら暑いといえどいつかは涼しくなります。

その時の為のジャケット素材として、このハリソンズのような生地はかなり有望な選択肢となります。

逆に言えば、このような生地はなかなか存在しないというのも事実。

ということは世界中で取り合いになってしまうかもしれません。

ハリゾンズは基本すべて本国から直送になりますから。

ビジネスカジュアルが一般化した今、能動的に使えるジャケットに使う素材として申し分なし。

スタジオでじっくりとその良さを感じてみませんか？

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土方洋

「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」をミッションに掲げ2014年11月創業する。独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。