土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
チェンジポケット
今日はスーツのパーツのお話。
スーツの上着やジャケットのフロントポケットにオマケのようなポケットが付いている時があるのをお見かけしたことがあるでしょうか?
これをチェンジポケットと呼びます。
これは使うことの出来るけど使ってはいけないポケットです。
- changeは交代するわけではないですよ
チェンジポケットのchangeは変化するとか、交代するなんて意味もありますが、それだけじゃないんですよ。
もうお分かりですよね。
正解は小銭。
小銭はcoinとは言わずにchangeが一般的な表現になります。
keep the change:おつりはとっておいてて
なんて使います。
ということでチェンジポケットの意味は小銭入れとなります。
このポケットの歴史は結構古く、現在のスーツのスタイルがこの世に生まれる以前から存在してました。
当たり前ですが、電子決済なんてありません。
コインや紙幣の時代ですから。
現実問題としてこのポケットをその為に使っていたのかと言われればそうではなく、狩猟や探検、軍用とより使いやすくするためのポケットになっていくのと反対にスーツではアクセントとしての意味合いが強くなっていったポケットになります。
腕時計が無かった時代は懐中時計の収納スペースにはなっていたそうですが。
現在はどうかというと、メジャーなスタイルではないでしょう。
現在のスーツのバランスは一世代前に存在していた極端に着丈を短くするようなシルエットから正当な着丈のバランスに戻りつつありますが、それでもこのチェンジポケットがバランスの良い位置になるような気丈のバランスにするにはなかなか難しくなっています。
腰といよりも肋骨の脇腹あたりに位置する可能性がありますから。
ということで、このチェンジポケットはバランスを見てから付けるかどうかを考えてみましょう。
それとそもそも論になりますが、このジャケットのフロントポケットは使ってはいけないということを肝に銘じておきましょう。
手を持て余してポケットをいじることはしてはいけません。
財布も名刺入れも鍵も、スマホもハンカチも入れてはいけません。
無論、小銭入れとして使ってもいけません。
使えるけど使ってはいけないのがジャケットのフロントポケットです。
現代のスーツには何気ないパーツにはちゃんと意味があって、歴史もあります。
それらを紐解いて調べてみるのも面白いですね!
みなさんも気になるパーツがありましたらぜひ調べてみて下さいね!
もちろん分からない時にはボクを頼って下さいよ!


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