土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
そろそろ衣替えというキーワードが頭に浮かんできたのではないでしょうか。
今日はそのタイミングについてのお話。
- 衣替えは日本独自の文化
この衣替えという習慣は日本にしかないオリジナルの文化です。
古くは平安時代あたりから存在していたとのこと。
凄いですよね。
そして、この衣替えはもはや我々日本人のDNAに刷り込まれているといっても過言ではありません。
生まれた時から存在する、そして自我に目覚め、教育課程(夏、冬で制服が変わったでしょう)で刷り込まれてきたのが衣替えです。
顕在意識ではなく潜在意識にまでしっかり浸透しているわけで、自動的、反射的に行動出来るのが衣替えです。
そう思いませんか?
欧州圏やもちろん米国圏にはもちろんこの考え方はないんですけどね。
だから海外の映像を見ると半袖カットソーのとなりに革ジャン着ている人がフツーにいるのです。
気付いていたかな?
それが当たり前だと思っているとスルーしてしまうかもしれませんが、意識をフォーカスしてみると面白い発見が色々ありますよね。
海外は置いておいて、日本ではこの衣替えをすることが一つの切り替えタイミングとなっています。
ではそのタイミングはいつなのか?
- 桜の咲くころが切り替え時
桜の開花宣言は切り替えるタイミングの目安にしてもらってよいでしょう。
人によってこの時期は様々なイベントやセレモニーがあるはずです。
そのタイミングでも良いです。
一つ言えるのはこれも日本人の心に刻みこまれている桜=新しい門出という印象を活用しましょう。
この心が認めているタイミングは行動に移しやすいはずです。
普段習慣になっている服装を切り替えるというのはその準備にもそれなりに手間はかかりますから、そのモチベーションが必要です。
ですからこのタイミングを上手く活用していきましょう。
- 寒の戻りの日は無理しない
季節の変わり目は気候は安定しないものです。
桜が咲いても、寒い日はもちろんあるはずです。
そんな日は無理をしないのが正解です。
このご時世体調を崩すほうがよっぽどリスクでしかないですから。
寒い日は素直に暖かい服装に戻す勇気も必要です。
またコートももちろん羽織りましょう。
もっともモコモコの肉厚コートの出番はそうそうないかもしれませんが、薄手の春を感じるコート一枚でもかなり効能はあるのではないでしょうか。
この時期はどちらも使えるような融通利かせるのが吉です。
- 4月のゴールデンウィークが見えてくるころには100%切り替えよう
では寒いからといっていつまでも暖かい服装をしてい良いのかと言われれば、もちろん答えはノーです。
4月も後半のゴールデンウィークが見えるタイミングで100%衣替えを終了させましょう。
ここでいつでも春物になります。
もっとも春は案外短くて、ゴールデンウィークが過ぎると、みなさんが大好きなクールビズ(もうこの言葉は死語ですよ)という夏季シーズンの服装を意識するタイミングになってきます。
そのあたりのお話はまた別の機会に致しましょうか。
- まとめ
桜の開花宣言を衣替えの一つのタイミングにしてみましょう。
寒さが戻ってきた時は無理せず暖かい服装に戻す。
4月に入り、ゴールデンウィークが見えてきた時には100%完了する。
これがボクのおススメする春の衣替えのタイミングです。
アパレル業界の人はひとたび衣替えしたらもう暖かい服装には戻れないという縛りがありますが、そんなのは関係ありません。
季節の変わり目の自分の体調は自分で守る。
その為の機動力のある着こなしを推奨しています。
ちょっと大変かもしれませんが、それも楽しさと捉えてみて下さいね。
つぼみも少しづつ大きくなっているように感じます。
春はすぐそこまできていますね!
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