土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
年中同じ格好をしていると季節の変化や、区切りとなる変わり目が分からなくなって段々と意識しなくなっていきませんでしょうか?
我々ビジネスパーソンにとってその一番大切な季節というのが春なのは間違いない。
なぜなら4月が新年度になるところがほとんどではないでしょうか。
では、この大きな変わり目を迎えるにあたって何を意識していれば、自分の中にある何かを切り替えられるのかってお話です。
- 服装と気分はリンクしている
女性の服装を意識してみてみてください。
ジロジロ見ちゃだめですよ。
当たり前ですけど。
どうですか?
単なる温度管理や効率を求めた作業着という感覚とは違うところでセレクトしているなって感じませんでしょうか?
だから世の中にあるお洋服屋さんのほとんどが女性向けなわけです(デパートなどの売り場はね)。
男性はどうしても効率や問題解決を自動的に思考してしまう持って生まれた本能ともいうべき性があります。
いわゆる男性脳ってやつですね。
このシステムに抗うことなく超効率的に最短距離の正解を導き出そうとすると、服装に迷う時間を取られないことがベストなんじゃないかってことになっていきます。
そう、あのスティーブ・ジョブズが完成形です。
あそこまで貫き通し、それを公のもとにさらし続けていればブランディング戦略的には成功となります。
が、我々のような一般ビジネスパーソンはあの領域まで到達できないのが現状です。
そもそもあの恰好でオフィシャルな場に全世界に自分をさらけ出せますか?ってことです。
そうじゃない環境が醸造されているからこそ、年中同じ服装になってしまっていませんでしょうか。
誰にも見られていないし、周りも似たようなもんだろうし(本当は違うのだけど、そういうフィルターでみているとそのようにしか見えなくなる)、そもそも出社しなくなったし。
そう考えちゃうと益々、超効率的に年中同じに向かっていくことに。
で、タイトルに戻りますが、心と服装は繋がっています。
服装って自分の心そのものが現れます。
だから対面だろうがオンラインだろうが、相手がその恰好をしていたらそう見えるわけです。
自分は気が付かないかもしれないけど、女性からみたらそう見えるわけです。
話逸れちゃうのでタイトルに戻しますと、最大効率を服装に求めすぎるとつまらなくなります。
ジョブスと同じレベルなら問題ないんですが、そうではないのでしたら、自分の心に栄養を与えると言いますか、気分を変えるために服装を変えるという行為はかなり効果が期待できると思います。
区切りを設けることが出来て、リフレッシュな気分で新しいことに取り組めるようになる。
人はだれしも区切りや締め切りがあって、そして再び新しくリスタートをしていくはず。
そして何らかの形でその区切りを認識しているはずですし、それをうまくコントロールしている方も沢山いらっしゃるでしょう。
それがもし、もしですが、仕事終わりのお酒の場であったりとか、職場で午前様を迎えることがトリガーになっていたというであれば、ちょっとうまく作用出来ない環境になってしまっていますよね。
社内イベント等も含めてなかなか今まで通りの環境には戻ることはないんじゃないでしょうか。
そんな時にお役に立てるのが服装です。
髪型とか眼鏡とかでもいいですね。
自分の肌に直接触れるアイテムを意識的に変えると気分は大きく変わっていきます。
そしてそれを上手く取り入れやすいのが季節なんですね。
ありがたいことに日本には四季があります。
これをちょっとだけ取り入れてみませんでしょうか。
素材でもいいですし、色でもいいです。
万年黒ばっかりを使っていると、いつでも黒でないと落ち着かないことになってしまいます。
そこに季節を感じる色をちょっとだけ取り入れてみる。
ほんのっちょっとしたことで気分が変わってきます。
いつものオンラインのミーティングを違った感覚で取り組むことが出来るようになるはず。
人間も動物ですから、体内時計があります。
一部の動物は冬眠しそして春になると目が覚めて活動を始めます。
この体内時計というのは日が落ちてまた昇るといった太陽の光だけじゃなく、季節の変化も組み込まれいます。
太古の昔から、ご先祖様であるルーシー(詳しくは検索)の時代からのDNAに刻み込まれた動物としての基本的な活動するための本能みたいなものです。
宇宙世紀に入ったら上下の判別がつく宇宙船が必要なのと同じです。
その力を封印するよりも活用した方が良いでしょう。
季節の変わり目は誰もが自分の中にある体内時計が分かっています。
意識的に服装を変化させてその体内時計をリセットしてみましょう。
きっと気分が切り替わって春の新年度を気分よく迎えることができるはずですよ。
ご参考になれば幸いです。
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