ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ココアッソでは人が作るスーツ、それも手作りに近い方法で作るスーツこそオーダースーツではないかと考えています。
確かに時代は単なるデジタルというわけではなく、AI、IOTをはじめとする完全自動化の流れが進んでいます。
まもなく人の手を介さずともなんでも機械で物事を処理できるようになるでしょう。
単純な作業であるならばそれは歓迎すべき出来事だと思います。
では、衣類の分野はどうなのか?
その中ででもオーダースーツはどうなるのか?
- ボクはオーダースーツには曖昧さが必要だと考えます
感性、感覚、さじ加減、バランス、これらが曖昧さという意味です。
言い換えれば人間らしさとでもいいましょうか。
なんでも0か1の2進法で決めてしまうデジタルな世界ではどうしても割り切れない感覚的な判断。
オーダースーツという形を作る以上最終的には数値にとして表現する必要はありますが、その数値を割り出すときにこの曖昧さは必要なのです。
もし、ほとんど同じ体形の方が二人いたとして、そのスーツを仕立てるとなった場合どうなるのか?
単なる数値を当てはめていく機械化された環境なのであれば、同じスーツが出来上がることでしょう。
ボクはそうじゃないと思っているのです。
そこには着る人の感情であったり感覚があるわけす。
それらをどこまでくみ取れるか?
それらをどこまで形として表現出来るか?
そのさじ加減が非常に大切だと思っているのです。
機械やAIでは判断出来ないその曖昧さこそが、オーダースーツには必要で、ボクの仕立てる営業支援スーツとはそれを形にしたものなのです。
- AIに使われるのではなく、使う側になればいい
流石に今の時代、なんでもアナログなやり方だけでは通用しませんし、認められません。
より高速で流れていく環境、文化に合わせていくためには、機械化、AIは活用するべきだとも考えています。
使われるのではなく、使う側になるということです。
AIのためにその下支えをとして人を介するのは本末転倒です。
そうではなくて、人間の感性を利用する部分を生かすように、その部分により集中出来るように機械に下支えしてもらうということ。
要はそれ以外の単純計算、機械化作業はAIに任せればよいのです。
そのほうが正確ですしね。
残念ながら今の現在の時代はすべて何もかも手作りで完結させることは非常に困難になっています。
年々高いスキルを持っている職人さんの数は減っています。
継承していくべきテクニックが毎年のように失われているのが現状です。
にもかかわらず、年々オーダースーツの需要は高くなっています。(既製服から流れてきているということ)
よりパーソナルスタイルが求められているけれどそれに対応するべき人がや、環境が揃っていないのですね。
ゆえに機械化、自動化の流れは止められませんし、むしろボクは上手く活用する方が理にかなっていると思っています。
使う側になるというこことはそういうことなのです。
- 人間には感情があります
感情をもった人間だからこそ、衣服を着用するわけですよね。
その人と人との何らかのコミュニケーションを取るためにスーツを羽織るわけですよね。
それだったら、その感情を大切にしたい。
自分の心のエモーショナルな部分に訴えかけるような一着のほうがいい。
相手の心に残るようないっちゃくがいい。
その為には、人間であるからこその曖昧さが大事なんではないかということを追求しています。
ボクの営業支援スーツとは、無機質な一着ではなく、あくまでも人が羽織る根本的な欲求を揺さぶる一着でありたい、そういうスーツです。
そして、その為にはまずきちんとしたカウンセリングをする必要があるので、予約制としています。
本気で向き合い、本気の一着をお仕立てしています。
そんな一着が必要な方はぜひご連絡くださいね。
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