ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
オーダージャケットを簡単に選ぶコツ
いよいよ秋冬ジャケットを楽しむのに最適な季節になってきました。
ジャケットに限らずあらゆるお洋服を楽しめる季節でもあります。
そんなステキな季節だからこそ、逆にどんな風に仕立てたらいいのか迷っちゃいますよね。
- 基本は素材感を意識してみましょう!
ジャケットはその素材の持ち味がいろいろありますが、その質感からチョイスしてみると楽しく選べるでしょう。
ジャケットを素材感で選ぶコツは、二つ。
・いつ(期間)着たいのか?
・どこで着たいのか?
これを考えるとかなり楽に選べるようになるはずです。
ジャケット素材といっても結構膨大な数があります。
そしてそれぞれに特徴があります。
あれもこれもと見ていると選べなくなっちゃうかもしれません。
そこで上記の2点を考えてみるわけです。
- いつ(期間)着たいのか?
オーダーメイドでジャケットを仕立てようとすると実に多くの素材があります。
サラサラの素材もあれば、モコモコの素材もあります。
単純に色柄で選んでしまうと、モコモコ過ぎて寒くなりきらないと使えないなんてこともしばしばあるでしょう。
ですから、具体的に何月くらいから何月まで着たいのか?というアプローチで考えてみましょう。
すると、漠然としたイメージからチョイスするべきジャケット素材がある程度見えてくるはずです。
昨日も紹介しましたが、ボクが選んだ生地の一つはサラサラした重たくないけど、季節感を出せるものにしました。
これは9月も終盤には確実着ることが出来て、そのまま冬を通り越して3月の頭までカバーすることを念頭に置いた選択なんですよ。
こういう風にいつから着たいのかから選ぶと、かなり楽に絞り込めるというわけです。
- どこで着たいのか?
ジャケットを何に使いたいのか?ってことです。
ジャケットと一言にいっても用途目的は様々でしょう。
ビジネスというくくりで考えてみても、かなり選択肢はあるはずです。
もっとアバウトにオンオフ兼用したいとか、もっと普段着で使いたいとかもあるはずです。
その中で、一番重要だと思う用途を一つだけ挙げてみて下さい。
一つだけです。
それがジャケットの目的だとするとかなり選びやすくなるはずです。
あとはオーダーメイドで、しかもボクが仕立てますから、そこから目的の派生の許容範囲を決めていけばいいわけですね。
注意点は、すべてを満たすことを考えないこと。
すべての要件を全部満たす、なんでもありという考え方は結局なんにも選べない要因になります。
相反する条件を満たすことは出来ないということです。
例えばビジネスで商談をすることを最大の目的とするならば、旅行で羽織る芯なしのフニャフニャしたジャケットにはなりえないということです。
もちろん中庸なジャケットにすることも可能ですけど、ボクのオススメは一つだけ目的を最重要に設定する方法です。
これで、かなり選びやすいはずです。
これも昨日紹介しましたが、用途はパンツをジーンズに設定したスタイルにしたことですね。
ジャケットである以上組み合わせをどうするのかで大きくイメージは変わります。
この素材をチョイスしたのは、ウールのドレスパンツを履かないという風に明確にコンセプトを決めたからです。
すると、こんな感じのフワッとした軽くて、杢調(まだら模様ぽっい素材感のこと)で、コントラストがハッキリしたブルーのウィンドペン柄が選べたというわけですね。
- まとめ
オーダーメイドである以上、そのチョイスの仕方はほぼ無限ともいえます。
膨大な選択からどうしようかと悩むと、かならず行き詰ります。
どうせ悩むなら楽しく選べる方がいいでしょう。
その為にはこの二つのことをまず考えてみて下さい。
ぜひ今年はジャケットで楽しみましょうね!
もちろん決めきれないはずですから、まずボクに相談してくださいね!
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