ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
先日恥ずかしい写真を晒しました。
隠し事をしてもしょうがありませんからね(苦笑)
ハッキリいって昔のボクは確かにイケてなかったのは事実ですが、時代もまたそれがフツーだったのですよ。
今では考えられないファッション文化が確かにそこにはあったのです。
- ソフトスーツって覚えていますか?
今から20年以上前に存在していたカテゴリにソフトスーツと呼ばれるスーツがありました。
今この世に存在しているスーツ群(今現在も精密にいうといくつかカテゴリ分けが出来る)とはまったく異質な存在です。
TVの昔映像とかカラオケの本人映像とかで当時の曲を選べば出てくるあのスーツ達です。
端的に言うと、妙にボッテリとした形をしているスーツです。
肩幅は広く、巨大なパットを入れて大きく見せます。
そして着丈は今では考えられないような長大な長さを誇ります。
パンツはツータック、ないしはトリプルで凄まじいまでの股上の深さを競い合うのです。
素材は今ではほぼ絶滅している、朱子織のベネシャンを使用(シルクでいうところのサテンのようなサラサラした織物のこと)し、ドレープ感満載のゆったり仕様。
色柄は原則無地で、水色、紫、ベージュ、茶など今ではまずお目にかかれません。
当時を知らない人からすると、何かのコスプレに思えるでしょう(苦笑)
- そんな当時のカタログを発見
ボクがまだ社会人になりたての頃のカタログというか小冊子を部屋を片付けていたら発見しました。
何はともあれご覧いただきましょう。
いかがでしょう?
本当にこれが存在していたのです。
そして、ヒジョーに売れてました(苦笑)
そしてサイズはだいたいMサイズ位の人がLLサイズを購入されていました。
ちょっと考えられないですよね!?
今はLLサイズの人がMサイズを着る時代なんですからね。
ボクも当時はウエストが80センチくらいでしたが、90センチくらいのパンツを購入して無理やりウエストを詰めて履いていました(苦笑)
ね?
確かにヤバイでしょう?
- 当時はこれが一つの文化として確かにあったのです
TVを付ければみんなこんなスーツを着ていたのです。
今のようなネット環境なんてありません。
当たり前ですが、スマホどころか携帯電話なんてありません。
どこから情報を得るのかと言われれば、TVや雑誌以外には手立てがなかったのですね。
だからこそ、こぞってこのようなスーツが溢れていたのですね。
- ソフトスーツの後はどうなったのか!?
余談ですが、当然このソフトスーツ文化も終焉を迎えます。
そして、次に何が来たのか?
ボクと同世代の人はもうお分かりですね?
3釦スーツの到来です。
世の中3釦であれば何でも売れました(苦笑)
そして紺ブレのリバイバルブーム。
持っていたでしょう?みなさん!
そしてその後訪れるのが、モードと言われるスタイルが市民権を得る時代に突入するのです。
街中がまさに真っ黒に染まる時代ですね。
いかがでしたでしょうか?
恥ずかしいと思っている人ほど、かつてこれを着ていたはずです(苦笑)
いいんですよ。
そういう時代ということで。
- そして!!
あははー!と笑っている女性陣のみなさん!
笑い事じゃありませんよー!
当時の女性のファッションもヤバかった・・・
何はともあれ、ご覧いただきましょう(苦笑)
ほら?
みんな着てたでしょう?
そして・・・
みんながこの髪型でした!!!
同じでした!って人は正直に告白しましょう!
ということで、昔の文化をちょっと振り返りました!
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