ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
一昨日に久々に集まった仲間と同窓会を開きました。
エクスペリエンスマーケティング
通称エクスマです。
藤村正宏先生が創始した、モノ売るな体験を売れという概念です。
ちょうど2年前に63期生として卒業しまして、その間にどんなことがあったのか?起きたのか?そんなことの成果発表をしようじゃないかという話が持ち上がり、面白そうだからやってみました。
結果として奇跡のような素晴らしい場になりました。
- 藤村先生を始め、エクスマセミナー講師を務める2名のエヴァンジェリストの講演があり、およそ同窓会とはまったく別物の塾生限定セミナーと化してしまいました!
率直にいってどう表現していいか未だに頭が混乱しています。
ボクらの講演がどうだったかというよりも、やはり藤村先生の講演が場を圧倒していたからです。
というよりまさかの少人数での一日特別塾となろうとは誰もが予測もしえない事態に嬉しさ反面戸惑い半面でした。
- 時代が急速に変化しているってことはずっと言われ続けています
昔からずっとそうですよね。
そしてその変化にいつの間にか適応しているからこそ今があるわけです。
変化に適応出来ていなければおのずと消えてしまいます。
そうやってボク達は生きています。
そして、それはあくまでも自分ではない他人事だからこそそんなことが言えるわけです。
当事者であるならば、こんな記事書けるわけもないですよね。
ボク達はより便利に、より快適に生活できるように生活レベルを上げてきました。
その為にありとあらゆるモノ、サービス、インフラが生まれ、そしてそれらも常に進化しています。
ニュースを紙媒体で読む時代はとうの昔に終わり、今はすぐに手元にあるスマホでいつでも確認出来るなんて誰が予想したでしょうか。
いつでもどこでもデジタル画像を撮り、SNSで上げれば世界中で見ることが出来る。
もうフィルムで撮り、現像し、プリントして初めて見ることが出来るなんて時代じゃないですよね。
では、もし今の自分の仕事がそのように唐突に無くなっていくことがわかったらどうしますか?
また無くなることが分かっていても、それを理解していなかったらどうしますか?
- 自分に置き換えて考えてみる
これ想像出来ないんですよね。
その時にボクはどうするのか?
どのように変化していくのか?
フジフィルムのように残っている資産をどう変化しさせていくのか?
ニコンが生まれたようにその優れた資産をどう生かしていくのか?
- アマゾンゴーという仕組みが今まさにに実用化されようとしています
これが小売店に導入されたら、どうなるのか?
もうレジは一切必要無くなります。
在庫管理に人手も要らなくなります。
一方ではAIの急速な進歩でニュース記事は人ではなくすでにAIが書いています。
そこにはやはりもう人手は不要なのです。
そしてそれはすでに現実になっているのです。
- 自分事に置き換えて、ボクにはどんな資産があるのか?
仕立屋としてお仕事をしていますが、これが無くなる日がくるのか?そして、そうなった時にどう変化していくのか?様々な選択肢を考えされられました。
現実的にはもう海外では3Dモデリング採寸は実用化されています。
いいか悪いかは別として、もうそれは起きているんですよね。
- モノ→コト
モノが溢れている現代、ボクが仕立てているスーツなんてまさにそのど真ん中にあります。
極限まで行き着いた究極のコモディティ化したモノです。
バブル絶頂期、1997年には5300億円以上のマーケットがありました。
今は2000億円位でしょうか。
労働者人口の減少、なんとかショック、デフレなんとか・・言い訳は沢山あるけど、これが現実です。
もう山積みしても売れないのがスーツです。
だからこそオーダーメイドというカテゴリに活路を見出しているからこそ、ありとあらゆるアパレル業界が名乗りを上げています。
でも、本質が変わっていないのです。
まだモノばかりを追求しているところしかありません。
そして、コトを謳っているところも、コト売りという単なるサービスでしかない。
そんなコトじゃあいけません・・・(苦笑)
エクスマでいうコトとはもっと上位の概念なのですね。
非常に難しいですけど。
- たった2年前のコンテンツがもう古い?
ちょうど2年前にコンテンツを一新した最初の塾が63期です。
たった2年前です。
その当時に最新だったコンテンツも、もう古くなっています。
変わっているんです。
ただただ過ごしているとその変化すら気づかないかもしれません。
幸いにして、こうしてそれを気づかせて頂ける場が、このような時に訪れるとは思ってもみませんでした。
まだまだ、落とし込めていない自分や、今回講演や司会進行役をさせて頂いて、自分の実力や立ち位置もすごく見えてきました。
ボクたちはある意味物凄く幸運な時代に生まれてきたと思います。
こんなに変化に富んだ平和な時代は人類史上ないはずです。
それを体感出来るのですから、素晴らしいコトですよね。
それらをまるっと受け入れて、これからもスーツ道を追及していきたいと思います。
藤村先生
ゆかりん
ジョー
クルゼ
会場を貸していただいたワイファイ
他塾生のみんな、お疲れ様でしたー!
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