こんにちは
スタジオ ココアッソ
代表の土方です
「ユニクロ問題」
騒がれてますね。
個人的な見解を。
私個人の見解であり、どこかの誰でもなくあくまでも個人的に思うこと。
この前のセミナーでも、
「スーツって安くなりましたね」
って言われました。
だいたいわたしと話をすると、スーツの話になり、同じような会話になる。
【安さ】
これが何を意味するんでしょうね?
わたしはいつもこの会話になると、うまく返答ができないんです。
「そうですね」って言えない。
言いたくないってのが本音。
高度成長化時代、モノが足りなくて作っても作っても足りない時代ならともかく(本質は変わりません)
そういう時代じゃない。
安く買えるということは、そのモノを売ることに関わる人たちの利益が薄利になるということです。
大量に売る時代ならそれを補えた。
「安さ爆発~!!」
こんなキャッチコピーもありました。
今はどうか?
2007年以降、労働人口が減り、総人口が減り、もはや日本の右肩上がり成長は無くなりました。
もうそういう時代じゃないってこと。
デフレを脱却させたいって日本中が思ってるのでしょう?
話それちゃいました。
薄利で売るからには、誰かがそのシワ寄せを受けねばなりません。
買うほうはいいです。少しでも安く買えることにこしたことはない。
そのシワ寄せは、往々にして、工場、農場、生産者に行く場合が多い。
今の時代、垂直統合方式、いわゆるSPA販売が多い。製造企画販売ってやつです。
何を意味するのか?
もともと川上(製造業)→川中(卸業)→川下(小売)だったのが、
川下(小売)→川上(製造業)になってしまった。
立場が逆転してしまった。
製造業の時代の見誤りもあるでしょう。
しかし、それを助長してしまった企業、そして消費者にも責任はあるとみています。
小売が主導権握りますから、工場はもう足元見られるしかない。
だから、このようなユニクロ問題が起きる。
ユニクロだけなのか?
違います。
高額な単価で販売しているところも、労働環境は同じようなものです。
そういう立場だから。
でなければ、世界の工場がなぜアジア?
中国を逃げ出して、なぜ、タイ、バングラディシュ、ベトナム、カンボジア、インド、ミャンマーにシフトしている?
労働の搾取無くして、今の繁栄は享受出来てないですよね?
それを買う側はぜひ意識してもらいたい。
お正月に書きましたが、
これはお正月だから、そういうイベントで小売りが負担するならいい、
でも、作っていただく工場の人たちに負担をしいてはいけない。
せっかくだから、もうちょっと話それさせてもらうけど、
危険な有害物質がどうのこうのっていうのも問題としてある。
これね、
衣類、繊維業はしかたないのです。
綿ホコリでやられちゃうのは昔からいわれてること。
いけないことですよ?
あとは染料の問題。
今の数多のお洋服。キレイな色でしょう?
発色がいいでしょう?
誰が染めてるの?
その染料はけっして健康にいいものではないんですよ?
6価クロムとかね。
そのおかげで、ファッションを楽しんでいることを忘れてはいけない。
まとめ
ユニクロ問題を提議しても、
おそらく他人事でしょう。
でも、今着ている服は誰かが作ってくれているから、買うことが出来るのです。
たった一枚の肌着ですら、多くの人たちが関わっているのです。
そのことにほんの少しでもいいので、関心をもってください。
そして感謝してください。
わたしの願いです。
ココアッソはだから安売りとかじゃなく、生産していただける、縫製をお願いしている工房の職人さんをとても尊敬しています。
それをご理解していただけるように、これからも啓蒙していきます。
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