土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ウールリネン素材
これからの季節でも着用出来る素晴らしい素材です。
その中でもウールとリネンの両方の良さをそのままプラスして風合いもそして着心地も良くした生地を使用するとダブルジャケットがとってもカッコ良くなります。
そんなご紹介です。
今回使用したのはこちらの生地。
ボクがジャケット生地の中でも特に好きなハリソンズのインディゴというコレクションです。
じつにいい。
ホントにいい。
欠点がまったくない。
それだけ素晴らしい生地ですね。
触れると分かるリネン混とは思えない滑るような風合いでありながらハリコシ感がある。
平織りではなく綾織にしてシワになりにくくしつつも、目付230gとかなり軽い仕上がりになっています。
うんちくではまったく伝わらないこの良さ。
それよりもこの杢調(生地のムラ感)が本当にいい表情を出しているのです。
これだけ惚れこんじゃいます。
そして完成するとこんな感じになります。
どうでしょう?
とてもジャケット映えする生地ではないでしょうか。
この杢のムラ感がベタ染めとは違う良い表情を作ってくれています。
そして軽量ですが綾織ですから立体感のある仕上がりにすることが出来ます。
ですからダブルブレストでもキレイなよい仕上がりになります。
ちなみに肩の袖山部分のシワのようなヨレは意図的にしています。
これをマニカカミーチャと言います。
カッチリするならば丸くするのですが、ボクはの仕様が好きなのですね。
この生地はリネン混でもありますから、夏季シーズンも十分に楽しめる冷涼感もあり、ダブルにしてもフロント部分がヨレてこないハリコシ感もある。
しかもいい表情もある。
ジャケット素材歳は言うことなしですね。
ちなみにシングルブレストでももちろんキレイに仕上げることが出来ます。
個人的にダブルブレストがきているのでおススメしています。
一着所有していて損はありません。
いかがでしょうか?


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