土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
2024年に一新されたオススメ生地のご紹介です。
SCABAL MAJESTIC
スキャバル マジェスティック
スキャバルファンの間では定番となっていたマジェスティックが久々に復活致しました。
今回は通年対応なオールシーズン生地として大幅にリニューアルし、しっかりと生産体制もストック体制も整える主力ラインとなります。
- スキャバルとは?
スキャバルは1938年にオットー・ハーツによってベルギーのブリュッセルによって設立されています。
SCABALの名前の由来はSociete Commerciale Anglo,Belgo,Allemande and Luxembourgeoiseの略です。
スキャバルジャパン的直訳では英国・ベルギー・ドイツ商社となります。
ボク的にはそんな直訳は出来ないんですが、言わんとするところはお分かりいただけるんではないかと。
現在は3代目のグレゴー・ティッセンのもと、世界で約65か国に代理店を持つ企業なのです。
スキャバル社の現在存在しているコレクション数はシーズン問わず全部を合わせると常時約80弱くらい、種類にして約5,000もの数が存在しているでしょうか。
間違い無くこれだけの生地を常時ストックし、且つ毎シーズン新作を発表しているマーチャント(生地商社)はもちろんミル(織元)も含めてスキャバルだけです。
しかも全てが世界一品質管理が厳しいと言われるスキャバルクオリティです。
スキャバルが凄いところは「最高の原材料のみを使用する」「原材料のコストは削減しない」と公言しているところでしょう。
品質も1センチ単位でチェックしているって話ですからね。
そんなことをしているのもここだけでしょう。
もう一つ、スキャバルは商社である以上その生産国を限定していないところです。
よくスキャバル=英国というイメージがありますが、決してそれだけじゃないのです。
この辺りはフランスのドーメルとは違い、イタリア産もラインナップしているということです。
どの国が優れているかではなく最良の生地を選択すると多国籍になるってことですね。
ベルギーに本社を構えているのもその為で、世界中にベストな織物を提供しやすいと考えているからなのです。
- 復活のマジェスティック
このマジェスティックはスキャバルジャパン主導による特別企画としてベルギーにあるスキャバル本体に発注をかけた日本の気候、時代感に合わせた特別なコレクションになります。
そして今回は前作のしっかりした冬物だったのに対して軽い仕様になっています。
つまりオールシーズン生地ということですね。
目付260gの綾織ですから感覚としてはイマージュやかつてのラプソディといったコレクションを思い浮かべます。
そして、もちろんこのマジェスティックは英国産になりますので、しっかりとしたハリコシ感で実用スーツとして申し分ない一着になるでしょう。
クラシックではないネオ英国なコレクションです。
ココアッソがお取り扱いするスキャバルはすべて世界共通バンチよりお選びいただける正規品です。
SCABAL スキャバル
MAJESTIC マジェスティック
スーツ 175,780円(本体価格159,800円)
すべてHighLine仕立て(高級裏地・高級釦標準)
納期は約一か月+αとなります。(ベルギーから直送の為)
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