土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
新年度に向けてシャツを刷新してみませんか?
来月はいよいよ新年度ですね。
一年のうちでもっともフレッシュな気持ちにさせてくれる大切なタイミングです。
新しい門出で、新しい部署で、はたまた新天地で、もちろん今のポジションで迎えるこの時期は装いに変化をつけるチャンスです。
ぜひ新しい自分を見つけましょう。
- ビジネスの基本はシャツから
たかがシャツですが、されどシャツです。
直接肌に触れるアイテムですから感覚にダイレクトに作用します。
つまり着心地や風合いによってパフォーマンスが変化するはずです。
一番大事なのは自分がシャツを着用していることを忘れてしまっている状態を維持できるかがポイントです。
気に入らないシャツはそれだけ集中力をそがれてしまいますからね。
ぜひ自分にあったシャツを用意しておくことをオススメします。
スーツと違ってコストは抑えられますからね。
その分数は必要ですが、一気に揃えるのではなく無理のない範囲で少しづつ数を増やしていくようにしていけばそんなに負担はかからないでしょう。
新しい年度で新しいシャツに身を包めば気分一新、バリバリとがんばれるはずです。
そこで、どんな素材がいいかなと思ったときの参考となる生地をご紹介します。
ビジネスで使うシャツ生地は基本は4つ覚えておきましょう。
- ブロード
シャツ生地の最初にご紹介するのはブロードと呼ばれるサラサラな織物になります。
もっとも汎用性が高くあらゆる場所で扱うことが出来る、逆に言えばこの素材がNGな場所はないくらいに基本中の基本の素材です。
もっとも学生服のシャツはおそらく誰もがこのブロードシャツであったはずですから、すでに馴染みかもしれません。
フォーマルな場所では必須となります。
現代のビジネスシーンにおいてはシャツにも表面感、生地感を求める方が多かったのですが、ここにきてこのブロードが見直されてきています。
揃えておいて損はしない生地になります。
- オックスフォード
ブロード生地に比べて使う糸を太めにして荒く織り上げた生地をオックスフォードと呼びます。
オックスと略すのが一般的です。
織物としてはブロードとおなじく平織り物ですが、生地感が荒く感じますので、カジュアルシャツ素材としても人気がありますね。
もちろんビジネスシーンにおいても大活躍してくれることでしょう。
タイドアップにしてもよし、ノーネクタイでリラックスを装うのもよし、スーツにジャケパンに何でも合わせることが出来る生地になります。
その分フォーマルシーンは苦手ですから、あくまでもTPOに合わせて着こなしを変化させてみて下さい。
- ツイル
ブロード、オックスフォードの平織り物ではなくナナメに織り柄が入っているのがツイル生地です。
いわゆる綾織物といって織密度が高くなり、この生地目と相まって、透け感が少なく、光沢もあり上質な印象を持たせることが出来る生地になります。
おそらく日本におけるドレスシャツ生地で一番人気があるのがこのツイルではないでしょうか。
光沢感のあるスーツとの相性がとてもよく、合わせて着用すればトータルでアップグレード出来る装いが完成するでしょう。
カジュアルとは違う大人なシャツ姿を演出することも出来る揃えておいて損はない生地がこのツイルです。
- ヘリンボン
ツイルの派生バージョンとなるのがこのヘリンボン生地です。
同じように綾織物になっていて、やや肉厚になり上質な光沢感のある生地になります。
ヘリンボンという柄はスーツにも採用されている伝統的な織り模様で、別名をニシンの骨なんて呼ばれています。
基本は無地として扱うことが出来ますから、スーツやジャケットが柄物だったとしても喧嘩することはないでしょう。
ツイルをさらに大人な雰囲気にさせてくれるのがこのヘリンボンになります。
代表的な4つのシャツ生地をご紹介しました。
ぶっちゃけて言えば、シャツ生地にはそんなに種類は存在しません。
変わらないといってもいいです。
その分その分、質感は価格に比例します。
極端に安価なモノはその分チープさがそのまま伝わってしまう可能性が高いのです。
逆高額なシャツ生地はあまりにもデリケート過ぎて一日着用するとクシャクシャになってしまい、洗濯しようものならシワシワになってしまう場合も多いです。
バランスです。
シャツはそのバランスが本当に大切です。
デイリーに使うことが前提のシャツであれば、その扱いやすさと装いが丁度良い塩梅になる生地がオススメでしょうか。
これは立場によって変わりますので、要相談ですね。
もちろんその相談する先はボクにお任せくださいね。
ココアッソは予約制のスタジオにしております。
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