土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
最新設備がなくとも、モノが無くても洗練した生活は出来るんじゃないか。
ふとそんなことを。
清澄白河駅から歩いてすぐのところにあります深川江戸資料館。
面白い。
実に興味深く見学させていただきました。
けっして大規模な施設ではないですが、その分濃密に出来ています。
資料館の中に江戸の町をかなり精密に再現してくれているのです。
ボクが感じるに・・・
今このまま住んでも快適なんじゃないか。
そう思わせる洗練された設計、暮らしぶりを垣間見ることができます。
現代のような最新設備なんてあるわけないですし、モノもない。
決して広いとは言えない四畳半や六畳間でみんなが生活している。
でもその限られた空間の中でどうしたら快適に生活ができるかが考えられている。
モノが溢れることもなく、むしろ何もないところでも暮らしていける。
洗濯して大事のモノを使う。
仕組みとしてちゃんと出来ているんですね。
ミニマムな生き方のみが良しということではありませんが、こういう暮らしも悪くない。
数を売ってナンボのアパレルの人が言うことじゃないですよね(苦笑)
お洋服が世の中には溢れています。
それでもまだまだ作り続けています。
コロナ禍が過ぎ去り再び大量に作りこむのでしょう。
適量でいいんじゃないかな。
アパレルの中でもボクは仕立屋さんというカテゴリに属しています。
大量にガンガン売りまくるのではなくて、その手元にある一着をなるべく長く愛用してもらいたい。
そう考えている人です。
確かに現代においては一生着用できるような一着は難しいですが、それでも使い捨て感覚ではない一着を作成しています。
オーダーメイドはある程度リフォームやリペアは可能ですすから。
特にオチとかありませんが、モノがなくてもアイデアひとつで洗練した暮らしは出来る。
最新設備がなくても快適な暮らしは可能ではないでしょうか。
都内の新築マンションの平均価格が1億を超えているといわれている時代。
そろそろ立ち止まってもいい頃合いじゃない?なんてこと考えていました。
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