土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
気温の寒暖の差が激しいですね。
空気の冷たい日もあれば、暖かい日もある。
空気が入れ替わるということは、季節が変わろうとしているということですね。
ということで、春に向けて新しい一着を新調しよう!
新しい自分でスタートを切ろう!
新年度は気分を変えてフレッシュな気持ちで臨みたい!
などなど、年度替わりに合わせて着こなしを変えていきたいとお考えの方も多いことでしょう。
その数ある中ででオーダーメイドを選択されるときに、思い出してもらいたいポイントが一つあります。
少し先の未来の自分を想像してみる
そう、未来から逆算した服装を手に入れることによって自分を高めていくという方法があります。
- なりたい自分を引き寄せよう
未来を逆算して手繰り寄せる。
なりたい自分を引き寄せるという手法は誰しもが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
その効能が特に高く、また現実に実践しやすいのが服装を変えていくということ。
普段毎日着用している服装ですから難しくもありませんし、厳しいトレーニングももちろんありませんよね。
あまりにも無意識化でも着ることが出来るくらい身近なものだからこそ、盲点だったりします。
人は恒常性の生き物と呼ばれています。
どんな服装であろうが、連続した行動を続けているといつの間にか習慣化していくように、自分の中でもっとも落ち着くスタイルが出来上がっていく方が多いです。
その気が付かない服装を新しく上書きしていくような感じが未来を見越した服装にするというものです。
オーダーメイドでいえば、一番最初にすることになる生地選び。
これが一番大切ですよね。
楽しいくも悩ましいこの生地選びをどうするかをほんの少し先の未来を見越して選択してみる。
未来の自分が着用するべき生地で仕立てる。
そして着用する。
こうすることで自動的に未来のあるべき自分に自動的に移行していくことが出来るという手法です。
この手の話は枚挙にいとまがなく、様々なところで語られておりますが、確かに現実化しておられる方がいらっしゃいます。
本当に人生が変わっていく様をみていると、やはり人間の可能性はすごいなと感じるわけであります。
- 未来の服装を選ぶポイント
生地は正直沢山ありまして、今現在手元にあるだけでもいったいどれだけの数があるかは把握しきれないくらいに選択肢はあります。
それだけこの世には沢山の選択肢が存在しているということですね。
そしてその途方もない数からどう選ぶか?
ほとんどの方が今ある価値観で選択しています。
これは悪いことではなくて、あるべき自分の姿がちゃんと見えているからこそ星の数ほどもある生地からピンポイントで選ぶことが出来てるはずです。
そうではない場合の現状の価値観で選んでしまうと、結局いつものループになる可能性があります。
だからこその未来を選べよってことですが、じゃあどのくらいの未来を選べばよいのか?ということになりませんか?
ボクの経験則でのオススメ。
非常に近い近未来
そう具体的に脳内で立体的に、具体的に連想出来るような未来を形にする。
これが核心です。
はるか先の未来はさすがに飛び過ぎて、ブレていきます。
体育会系の根性と努力で自ら手繰り寄せる方もいらっしゃいますが、誰もが実現できるレベルではないです。
具体的になりたい、こうありたいという近しい未来のほうが想定しやすい分うまく服装とそのプロセスが連動していく可能性がとても高いです。
なによりも突拍子もない未来の服装の場合、今の自分の顕在意識では拒絶反応を起こしてしまうかもしれませんが、ありそうだと現実感のある方向のほうがうまくいきやすいです。
一度その動きを手に入れると、その未来に到達したときに、さらに未来へと服装を変化させやすくなるというメリットもあります。
服飾という文化は常に変化しています。
とどまるよりも先に進む。
ビジネスにおける服装も一見同じようでも変化はしています。
そんな動きにもフレキシブルに対応できるようにもなります。
ですからいきなり遠い未来にぶっ飛ぶのではなく、少しづつ無理しないように、でも確実になりたい未来から逆算した服装で現実化させる。
オーダーメイドは自由度が高いです。
卒なくこなす一着にもできますし、アバンギャルドにすることも出来るし、制約はほとんどありません。
そんな悩ましい楽しさを満喫しつつも、ちゃんと未来を見据えていく生地選び。
益々悩んじゃいますよね。
そういう時こそプロに相談してみてくださいね!
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