土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
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山Pが主演しているこの春のドラマをご存知でしょうか?
普段まったくテレビを見ないボクが久々に見ている番組です。
基本純度100%テレビを見ない人なのですが、今回のウクライナ情勢が気になりニュース番組をみるようになり、そしてこの番組を知りハマってしまいました。
面白いですよね。
「わたし嘘がつけない不動産屋なんです」
今まで噓八百で渡り歩いてきた凄腕営業マンが祠の祟りで嘘をつこうすると・・・って話です。
不動産売買に関してボクもここ数年色々と経験してきたからこそ、そのドラマの中身が理解出来るという意味で楽しさと言うのもありますが、やっぱり山Pに風が吹くと面白いですよね。
毎回一話完結で比較的スピード感がある展開もボクには丁度良い感じです。
そしてその内容の中で引っ掛かるといいますか、心に残ることが。
第6話「仕事をする理由」
会社のスパイ=桐山貴久(市原隼人)の可能性が浮上し、信じられない永瀬財地(山下智久)。そんな矢先、桐山と永瀬がペアを組み、大型案件に挑むことが決定する。その案件とは、「竹鶴工務店が、所有する土地に家を複数建てるので、その家を売りさばく」ということだった。だが、竹鶴工務店は下請けに安い金額で建築を丸投げしようとしていることが判明。金額に見合った材料で建てた場合、欠陥住宅となるのは明らかだった…。
ネタばれはしない様にしますと、その公式サムネにもある通り、下請けに安い金額で丸投げしているというところが引っ掛かりましたです。
その人達も生活があるわけで、もう手抜きするしかないという状況です。
そこに山Pがどんな解決をしていくのかという回です。
これですね・・・
どこにも存在するのではないでしょうか?
少なくともアパレルの世界そのものなんですよね。
コストがすべてにおいて最優先にしてしまった為に世界中の最貧国に生産拠点を作り、安価な労働資源を食いつぶすとイナゴの群れのごとく渡り歩いている。
現実です。
昔は川上と川下なんていう商いにおける立ち位置のようなものがありましたが、それらが崩壊した後は、誰も幸せになれないコストカットが常態化してしまい、ただ品質を落とすだけの商品ばかりが目立つようになってしまったのはもうみなさんがご存知の通りですね。
そして、ここにきて様々なコストが上がり続けています。
為替の円安張り付きは輸入業ではかなり厳しいことになっているはずです。
値上げせざるを得ないということです。
でもそれが出来ないのがこのアパレルですね。
どうするんでしょうか?
この正直不動産のように、下請けにプレッシャーをかけてもう手抜き以外に道はないんですよね。
どうしろっていうんでしょうか。
そしてそこで生活をしている人はどうなるんでしょうか?
そんな感じです。
オーダーメイドの世界でもこの原材料費の高騰はかなり影響してきています。
ボクの立場では値下げ交渉なんて出来るわけもないし、したくもないのです。
可能な限り無駄は省きますが、そこにいる人の生活、そして品質を落とすようなことは致しません。
よって、価格は少しづつ調整していくことになります。
そこはご了承いただきたいところです。
無茶はしませんが、秋以降は結構動くでしょうね。
ふとドラマを見ていてそんなことを考えておりました。
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