土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
今日は自分を変えてくれる着こなしのことについて。
最初に結論を述べさせていただくと、スパルタ式に一気に変えるというよりも、自分でも気が付かないうちに変化しているというのが最適であります。
装いであったり、着こなしで差をつけようという話は枚挙にいとまがありません。
デキル男のモテファッションとか、大人コーデ指南などのキャッチコピーも沢山出回っていますね。
未来に投資しようとか、なりたい将来から逆算していくというものあります。
昔も今もこれから先もずっとこの手の服飾に関する手引きのような内容の情報媒体やコンサルタント、スタイリストは存在し続けるでしょう。
だって誰も教えてくれないんですからね。
これはこれでありがたいではないですか。
ということで、長年ボクがアパレルの世界に身を置いてきた上での結論がタイトルそのものです。
ずっと前から言い続けていまして、やっぱりこれが真実で間違いない。
- 服飾は絶えず変化している文化
服飾は文化そのものですよね。
文化とは時代そのものでもありますから、その時々を表す服装とは一定ではないのはもう周知の事実です。
レディスファッションにおいては毎年目まぐるしく変わっていますよね。
では男性はどうなんでしょうか?
それもビジネスウェアというファッションではなく装いという分野で。
答えは「変化している」です。
スーツという名前は同じでも一定ではありません。
ましてこのコロナ禍においてはスーツそのもの存在自体が見直されつつあります。
ビジネスウェアも服飾である以上変化しているってことを認識しているかどうかで、着こなしに対する許容量がずいぶんと違いが出てくるでしょう。
とはいうもののそんなに毎年ガンガン買い替えるという人はそうそういらっしゃいません。
それでも変化についていける方法が、信頼できる第三者に装いをお願いするというものです。
時代を把握している人が前提となりますのでプロに依頼したほうが良いです。
奥さまにまかせっきりにしてしまうと、極端な振り分けになる可能性が出てしまいます(もちろん奥さまがプロなら問題ないです)。
そして毎年お付き合いをしていくわけです。
少しづつ変化している部分も見直しておくのです。
そうすることによって違和感を感じることなく常に変化に対応している自分がいるわけですね。
気を付けたいのは未来からの逆算という方法でしょうか。
その未来の着こなしが時代とリンクしない可能性があります。
方向が同じであるならばある程度修正は効きますが、向きが違ってしまうと単なるコスプレイヤーになってしまいまいます。
もう一つはその未来のスーツが果たして今の自分の心が許容出来るレベルの着こなしかどうかというのもあります。
この辺りはお任せするスタイリストさんの能力と言いますか、バランス感覚によっておおいに変わる部分ですが、もしいきなりまったく異質と感じる着こなしにさせられてしまうと、ボクの今までの経験則からいってまず間違いなく元に戻ってしまうでしょう。
つまり今ある価値観の方が勝ってしまい、将来のスーツを投げ出してしまう、もしくは勝手に都合の良い自己解釈をして本来求めていくものとは別物のスタイルにしてしまうということが起こりえます。
それだと勿体ないですよね。
全部パーになってしまいます。
そこで、ボクがお話しているのは、自分は気が付かないけど、ちゃんと変化に対応出来ているという着こなしです。
その為には少しづつ変化させていくという流れがベストです。
無理やりスパルタ方式で変えようとすると、反発心が芽生えます。
そうではない心を馴染ませる変化が良いんです。
これを実践するにはやはり誰をスタイリストにするかってことになってしまいますけどね。
それって誰ですかと問われれば・・・
ボクですけどね(苦笑)
そういう長いお付き合いをさせていただく仕立屋兼スタイリストをお仕事にしております。
着こなしを変えることが出来ずにお悩みはとりあえずボクにご相談ください。
じっくりお話をお伺い致します。
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