ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ボクのようにビジネスパーソンの為の働く服、結果を出す為の服装術でお悩み解決をしているお仕事と働き方改革は一見すると関係ないように思いますが、結構繋がっています。
服飾というのは文化そのものです。
時代と共に変化しています。
スーツ、歴史でググればいくらでも画像が出てくるはずです。
常に変化しています。
そのサイクルスパンが短いと一見すると大して違わないように思われがちですが、それは単に意識していないから気がつかないだけです。
確実に変化しています。
その変化が確実に起こる事象が歴史を紐解いていくとところどころに表れていきます。
古くは1666年にチャールズ二世が「衣服革命宣言」を発令してベストが生まれました。
1800年代になるとボー・ブランメルが黒をフォーマルにしてしまいました。
1900年代にココ・シャネルがその黒を街着にしてしまいまいました。
平成のたった30年でも変化しているのをご記憶しているのではないでしょうか。
ダボダボの紫色のソフトスーツに始まり、3釦スーツ、ノータックパンツが始まり、映画マトリクスと共に黒いスーツやコートが常識になり、クールビズと共にネクタイをしない恰好が違和感がなくなり今に至ります。
好むと好まざるに関わらず常に変化しています。
エコノミストの人たちは経済の流れ的に今の服装になったと言いますが、もうそんな時代じゃないのです。
もうボク達の脳では処理できないほどの情報が氾濫している現代では、流行という言葉が消えていきます。
誰もがそれを着ていれば大丈夫といった模範回答は存在しない世界だということは薄々気が付いてきていらっしゃるのではないでしょうか。
そうとりあえずそれでOKってことはもうないわけです。
定型文のテンプレだけじゃ通用しないのです。
誰かが作成した月間週刊スケジュール表の通りにただ一日を過ごしていれば良い時代は終わりを告げました。
働き方改革は確実に生活そのものが変化していくきっかけになっていくでしょう。
ということは、当然文化も変わっていくことになりませんか?
そう、今存在している服装の価値観の変化が訪れている時期なんですよ。
働くことの意義や価値観が変わっているのですから、身に着けるものも当然メタモルフォーゼしていくのは当然でしょう。
近年は地球温暖化の影響なのかどうなのか、平成初期とは明らかに違う高温多湿な猛暑が常態化もしています。
クールビズは当初のキャンペーンの期間である2012年はとうの昔に終わっています。
では、今の時代に我々ビジネスパーソンは何を身に着ければいいのでしょうか?
スーツを着用しない人の発言がより一層強くなっている時代に我々ビジネスパーソンにとってスーツは本当に必要なのでしょうか?
- 働き方改革というのは誰かが何かをしてくれるのではありません
自分の物差しを作り、自分で決断行動していかねばならないということです。
これは誰にでも当てはまると思います。
ボクは服飾のプロですから、その目線で言えば確実に得ることは一つあります。
その今着用している服装は何のために来ているのですか?ということ。
ただ服務規程だから着用している、なんとなくそんなような気がしているから、とりあえず目立たない様にしていればいいから、先輩がそうしているから、作業服みたいなものだからなんでもいい、所詮消耗品なんで安ければなんでもいい・・・
失われた何十年とか言われていた時代は受け身の時代だったかと思います。
これからは自分で決めた服装で自分をブランディングしていく時代です。
自分で行動していくということはそういうことですよね。
その為の服装にシフトチェンジしていきませんでしょうか?
そんなパーソナルブランディングのお手伝いをボクはしております。
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- コーヒーではなく珈琲という文化が日本にはある - 2024年11月24日
- 2025年問題って意識されていますか? - 2024年11月23日
- 新年をどのようなスーツで迎えるのがよいでしょうか? - 2024年11月22日
- コンパクトな臼引き電動コーヒーミルが超絶オススメ! - 2024年11月21日
- フランネルの季節がやってきましたね! - 2024年11月20日