ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
つながりの経済の時代なんて言われてきました。
つながりの中から消費が起こるってこと。
それは実際にごく普通に起きている本来のあるがままの消費行動なんじゃないかと思うのです。
それは何故か?
ボクがそうだからです。
先日、先日親戚からとある相談を受けました。
昔手に入れた骨董品を手放したいと。
どうやら色々と悩んでいたそうです。
そこでその話がボクまで回ってきました。
その時ボクは迷わずに、ある人の顔が思い浮かびました。
骨董品を扱える人を知っているのです。
そしてその人とはリアルでも、SNSでもつながっていて、その人の人柄を良く知っている。
だからボクはその人に連絡をして、その骨董品の鑑定と買い取りを依頼をお願いしました。
そこには損得勘定とか関係なくて、双方にとってベストだと思えたのです。
伝わってますか?
ただの知り合いとか名刺交換しただけの間柄だったならば、お願いどころか、顔も名前すらも覚えていなかったでしょう。
また、頼んでもいないのに無理やりしつこいくらいに一方的にメールマガジン的な内容を送り続けてくるのであれば、迷惑メール行きになってさよならになっていたでしょう。
その人とはリアルで時々会うことが出来ます。
といってもお互いお仕事をしているし、そもそも昔からの友達でもないわけですから、毎週どこかの飲みに行こうっていう間柄ではありません。
でも、その人の人柄の良さは深く理解しているのです。
SNSで繋がっているから。
彼がどんな人なのか?何を考え、どんな行動をしているのかがSNSを通じて伝わってきているのです。
だからボクはその人のことを信用しているのです。
そして迷わず紹介したというわけです。
結果として、親戚の人も安心してくれて、納得の鑑定だったそうです。
鑑定書を入手するために金庫までぶち破って(使っていない開かずの金庫)もらって助かったとのこと。
- つながりから消費行動が発生する
これってごく当たり前のことではないのかと思うのです。
一世代前のネット環境が飛躍的に発達した時は、検索エンジンでいかに上位に表示されるかを競い合い、そして検索キーワードで広告を打ち出して、誘導させる。
その前の大量消費時代は、紙媒体の大量投下(昔は紙爆弾と呼ばれてました)で無差別集客なんてしていましたよね。
今もありますけどね。
でも、その前はどうしていましたか?
知り合いのツテから何かしら消費していませんでしたか?
サザエさんに出入りする三河屋さんみたいになんでも知っている御用聞きみたいな人から情報を得ていませんでしたか?
そして、その人の紹介だから迷わず安心してお願いしていたってことないですか?
そう、つながっているからこそ起きる消費ってこと。
- 膨大な情報が溢れるカオスな現代
一日に生み出される情報量は1ZB(ゼタバイト)を超えると言われています。
GBの1000倍がTB、その1000倍がEB、その1000倍がZBらしいです。(ちょっとスケールがわけわからない・・・)
尋常じゃない情報が溢れ、そしてスマホの登場でいつでもその情報にアクセスできる環境があるがゆえにカオスになっていると思います。
そんな時代にどう行動するかと言われれば、信用できる人から頼みたいし、信用できる人から紹介してくれたほうが安心出来るような気がします。
あらゆる仕事が、例えばボクのような仕立屋さんであればどこでも手に入るくらいに飽和している時代です。
そこで無作為に選ばれること時代が奇跡なんじゃないかと思うのです。
何を基準に選ぶのかといえば、信用出来るかどうかって重要な判断基準でしょう。
その信用って目に見えない部分だと思うのです。
だからこそ、SNSを通じてその人の性格であったり人柄が透明で見える人が信頼されるんじゃなかろうかと。
今はその人柄で選ばれる時代であり、それは本来のあり方に戻ってきていると思います。
ボクもSNSやこうしてブログを通じて、ボクのあり方を発信し、交流をしています。
ボクの人柄良いかどうかは、この文章から察してもらいたいですけど(苦笑)
でも、そういう時代なんだってそう思います。
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